臨床計算ツール

4T's スコア(HIT の検査前確率)

ヘパリン使用中の血小板減少について、ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)の検査前の可能性を、4項目の点数で低い・中間・高いに分ける

あと 4 項目

血小板の減り方(Thrombocytopenia)

×10⁹/L・×10³/μL の結果は 10 で割ると 万/μL(20×10⁹/L = 2万/μL)

血小板が減り始めた時期(Timing)

免疫を起こしうるヘパリンを最初に使った日を 0 日目として数える。0 点の欄の「4 日」ちょうどは、資料により「4 日未満」と「4 日以内」に分かれる

血栓などの症状(Thrombosis or other sequelae)
血小板減少のほかの原因(oTher causes)

注意

  • 4Ts は、HIT の検査前の可能性を見積もる点数で、HIT の診断そのものではない
  • 原著の検討は、HIT が疑われて検査に回された患者(Hamilton の連続 100 人、ドイツ Greifswald の 236 人)で、点数と HIT 抗体の検査結果を突き合わせたもの。HIT 抗体の陽性は、特異度の高い血清学的な基準で数えている
  • 中間・高スコアの患者で HIT 抗体が陽性だった割合は、2つの施設で大きく違った(高スコアで 100% と 21.4%)。著者は、中間・高スコアの意味は臨床の場によって違うとしている

出典

  1. Lo GK, Juhl D, Warkentin TE, Sigouin CS, Eichler P, Greinacher A. Evaluation of pretest clinical score (4 T's) for the diagnosis of heparin-induced thrombocytopenia in two clinical settings. J Thromb Haemost. 2006;4(4):759-765.(抄録)(原典未見) PMID: 16634744、DOI: 10.1111/j.1538-7836.2006.01787.x、https://europepmc.org/article/MED/16634744[原著]
  2. Cuker A, Gimotty PA, Crowther MA, Warkentin TE. Predictive value of the 4Ts scoring system for heparin-induced thrombocytopenia: a systematic review and meta-analysis. Blood. 2012;120(20):4160-4167.(Table 1) PMID: 22990018、DOI: 10.1182/blood-2012-07-443051、https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC3501714/[解説・総説]
  3. Babuin L, Pengo V. Argatroban in the management of heparin-induced thrombocytopenia. Vasc Health Risk Manag. 2010;6:813-819.(Table 1 は Warkentin TE. Heparin-induced thrombocytopenia: diagnosis and management. Circulation. 2004;110:e454-e458 の表の再掲)(Table 1) PMID: 20859550、DOI: 10.2147/vhrm.s3904、https://europepmc.org/article/MED/20859550[解説・総説]
  4. 原典の 20×10⁹/L・10〜19×10⁹/L・10×10⁹/L を 2万/μL・1万〜1.9万/μL・1万/μL に書き換えた(1万/μL = 10×10⁹/L。×10⁹/L = ×10³/μL なので 10 で割ると 万/μL)。この画面の選択肢の書き方(万/μL)に合わせた。点数・境目の値は変えない。[式の導き方]

確認日: 2026-10-14

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。