臨床計算ツール

ABI 判定(足関節上腕血圧比)

足首と上腕の収縮期血圧から、右脚・左脚の安静時 ABI を求め、末梢動脈疾患の区分で判定する

右脚の ABI あと 4 項目
左脚の ABI あと 4 項目

80〜250
mmHg

左右の上腕で測った収縮期血圧。計算には左右のうち高い方を使う

80〜250
mmHg

左右の上腕で測った収縮期血圧。計算には左右のうち高い方を使う

30〜250
mmHg

足首で測った収縮期血圧(ドプラ法)。計算には足背動脈と後脛骨動脈のうち高い方を使う。片方の動脈しか測れないときは、測れた値を両方に入れる

30〜250
mmHg

足首で測った収縮期血圧(ドプラ法)。計算には足背動脈と後脛骨動脈のうち高い方を使う。片方の動脈しか測れないときは、測れた値を両方に入れる

30〜250
mmHg

足首で測った収縮期血圧(ドプラ法)。計算には足背動脈と後脛骨動脈のうち高い方を使う。片方の動脈しか測れないときは、測れた値を両方に入れる

30〜250
mmHg

足首で測った収縮期血圧(ドプラ法)。計算には足背動脈と後脛骨動脈のうち高い方を使う。片方の動脈しか測れないときは、測れた値を両方に入れる

計算式

  • ABI = 足関節の収縮期血圧 ÷ 上腕の収縮期血圧。右脚・左脚それぞれで出す
  • 分子は、同じ側の足背動脈と後脛骨動脈の収縮期血圧のうち高い方。分母は、左右の上腕の収縮期血圧のうち高い方(右脚も左脚も同じ分母)
  • 判定は安静時 ABI の4区分: 0.90 以下 異常低値、0.91〜0.99 ボーダーライン、1.00〜1.40 正常、1.40 より高い 異常高値(非圧縮性)。判定は表示する値(小数第2位)で決める

注意

  • 安静時に、ドプラ法で測った収縮期血圧で出す算出法に従う。オシロメトリック法の自動測定器では、低い血圧が正確に測れない(日本循環器学会 2022年版)。機器の値と、このツールの式の値は同じとは限らない
  • 1.40 より高い値は、糖尿病や慢性腎臓病、透析の患者に多い動脈の石灰化で、血管がつぶれにくいために出る。この場合、画像で有意な狭窄が確かめられていても、ABI は見かけ上高くなる。ABI だけで末梢動脈疾患を除外せず、足趾上腕血圧比(TBI)などで調べる(ACC/AHA 2024)
  • 日本循環器学会 2022年版は、病変が高度の狭窄でない人や、側副血行路が発達した人では、ABI が 0.90 以上を示すことがあるとする。ABI が正常やボーダーラインでも、下肢の症状があれば運動負荷後の ABI などを考える
  • 上腕の血圧に左右差があるときは、分母に左右の高い方を使う。日本循環器学会 2022年版は、上腕血圧の左右差があれば、下肢閉塞性動脈疾患の合併の確認も重要とする
  • 判定は表示する値(小数第2位)で引く。たとえば 0.904 は 0.90 と表示されるので、異常低値になる
  • 片方の足首で足背動脈と後脛骨動脈の一方しか測れないときは、測れた値を両方の欄に入れる(高い方を使う式なので、結果は同じになる)
  • 分母の上腕血圧は2つとも要る。片方の脚の足首の値だけ入れれば、その脚の ABI だけ出る

出典

  1. 日本循環器学会/日本血管外科学会合同ガイドライン. 2022年改訂版 末梢動脈疾患ガイドライン(JCS/JSVS 2022 Guideline on the Management of Peripheral Arterial Disease). 班長: 東信良. 2022年3月11日発行(2025年5月15日更新).(第2章 ステートメントと表4(p.14)、1.1.2 足関節上腕血圧比(ABI)(p.14〜15)、第4章 1.2.9 ABI 高値・1.2.10 日常一般診療(p.26〜27)、4.2.2 の b. 機能検査) https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2022/03/JCS2022_Azuma.pdf[ガイドライン]
  2. Gornik HL, Aronow HD, Goodney PP, et al. 2024 ACC/AHA/AACVPR/APMA/ABC/SCAI/SVM/SVN/SVS/SIR/VESS Guideline for the Management of Lower Extremity Peripheral Artery Disease. J Am Coll Cardiol. 2024;83(24):2497-2604. Circulation. 2024;149(24):e1313-e1410.(3.1 Resting ABI and Additional Physiological Testing の推奨 1・2・5・6 と、推奨ごとの解説(Supportive Text)の 1・2・5) DOI: 10.1016/j.jacc.2024.02.013[ガイドライン]

確認日: 2026-10-15

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。