臨床計算ツール

ACDスコア(てんかん重積状態の長期予後)

てんかん重積状態の診断後、退院後2年の生存を予測する(年齢・意識・持続時間)

あと 3 項目

18〜100
歳

40歳以下は0点、41〜60歳は2点、61〜80歳は4点、81歳以上は6点。原著の対象は18歳以上

入院時の意識レベル

原著は、意識レベルを STESS の定義で分けている

0〜1000
時間

診断から終了までの時間。整数の時間で入れる。1時間未満は0、1〜2時間は1点、3〜6時間は2点、7〜19時間は3点、20〜54時間は4点、55〜149時間は5点、150〜399時間は6点、400時間以上は7点

注意

  • 原著の対象は、18歳以上で初発の、低酸素性でないてんかん重積状態。2年の生存の予測として作られ、診断や治療方針を決める基準ではない
  • 原著は、このスコアは、脳への障害が少ない、または障害のない原因(病因)のてんかん重積状態で信頼できるとしている。脳に障害を与える原因では、進行性の原因や併存症の影響が大きく、予測に限界がある(原著の考察)
  • 持続時間は、診断から終了までを担当の神経内科医が判断した時間で、その間ずっと重積状態だったとは限らない。正確な持続時間を決めるのが難しいことが、原著の限界の1つ。持続時間は治療が終わってから確定するので、治療の途中では暫定の値になる
  • 年齢は、原著の表(図1C)では診断時の年齢(抄録は発症時の年齢)。図2Cのノモグラムの区切りは表と少し違う(40歳「未満」、150〜400時間、400時間「超」と書く)。この計算は表(図1C)の区切りに従う
  • 原著は後ろ向きの多施設の研究(デンマークで作り、ドイツ・ノルウェーで検証)
  • 原著の全病因を含むコホートで、10点未満が「新たな神経学的欠落のない生存」(最初の追跡時)を予測する陽性適中率は0.85だった(10点を最適のカットオフ値としたとき)

出典

  1. Roberg LE, Monsson O, Kristensen SB, Dahl SM, Ulvin LB, Heuser K, Taubøll E, Strzelczyk A, Knake S, Bechert L, Rosenow F, Beier D, Beniczky S, Krøigård T, Beier CP. Prediction of Long-term Survival After Status Epilepticus Using the ACD Score. JAMA Neurol. 2022;79(6):604-613.(図1C(ACDスコアの表)、図2(カットオフ値と死亡との関係)、考察) PMID: 35404392、DOI: 10.1001/jamaneurol.2022.0609、https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9002715/[原著]

確認日: 2026-10-13

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。