臨床計算ツール

自己免疫性肝炎(AIH)の重症度判定 2021

自己免疫性肝炎の重症度を、肝性脳症・肝萎縮・AST/ALT・総ビリルビン・PT-INR の5項目で重症・中等症・軽症に分ける

あと 6 項目

臨床所見

0/2
肝性脳症がある
肝萎縮がある

臨床検査所見

0/4
5〜3000
IU/L

AST と ALT のどちらかが 200 を超えると基準の項目を満たす

5〜3000
IU/L
0.2〜30
mg/dL

5 mg/dL を超えると基準の項目を満たす

0.8〜5

1.3 以上で基準の項目を満たす

基準

  • 肝性脳症がある
  • 肝萎縮がある
  • AST または ALT が 200 IU/L を超える
  • 総ビリルビンが 5 mg/dL を超える
  • PT-INR が 1.3 以上

注意

  • 自己免疫性肝炎と診断された症例に使う。診断が確定したら、同時に重症度を判定する
  • 指定難病の医療費助成は、この判定で中等症以上、または組織学的あるいは臨床的に肝硬変と診断される症例が対象(このほか、軽症でも高額な医療を継続することが必要な人は対象になる)。肝硬変かどうかは、この画面では見ない
  • 指定難病の申請で治療開始後の重症度を見るときは、適切な医学的管理の下で治療されている状態で、直近6か月間で最も悪い状態を医師が判断する
  • 重症のときは、遅滞なく肝臓専門医のいる医療機関への紹介を考慮する。中等症でも、黄疸が高度の場合や60歳以上の場合は専門機関への紹介を考慮する
  • 肝萎縮は、CT volumetry が測れるなら、肝容積の標準肝容積に対する比を参考にする
  • 急性肝不全(劇症肝炎・遅発性肝不全)の診断には、この判定ではなく別の診断基準(2011年版)を使う

出典

  1. 厚生労働省難治性疾患政策研究事業「難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究」班. 自己免疫性肝炎(AIH)診療ガイドライン(2021年). 2022年1月.(Ⅲ.自己免疫性肝炎の重症度判定(p.15)) https://www.kanen.jihs.go.jp/guidelines/images/AIHguideline.pdf[ガイドライン]

    上記の資料をもとに、当ツールが編集・加工して作成しました(国・作成元が作成したものではありません)

  2. 厚生労働省. 指定難病 95 自己免疫性肝炎(概要、診断基準等).(要件の判定に必要な事項 6. 重症度分類、重症度分類の表と註、診断基準及び重症度分類の適応における留意事項) https://www.mhlw.go.jp/content/10905000/001173516.pdf[ガイドライン]

    上記の資料をもとに、当ツールが編集・加工して作成しました(国・作成元が作成したものではありません)

確認日: 2026-10-15

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。