CASPAR 分類基準(乾癬性関節炎)
炎症性の関節・脊椎・付着部の疾患がある人で、乾癬・爪病変・リウマトイド因子・指趾炎・関節近傍の骨新生の点を足し、3 点以上かで乾癬性関節炎の分類基準を満たすか見る
あと 6 項目
注意
- CASPAR は、乾癬性関節炎(PsA)の患者を研究などに登録するための分類基準で、患者個人の診断基準ではない。基準を満たすことが PsA の診断を約束するものではなく、基準を満たさない PsA(偽陰性)も、満たすのに PsA でない場合(偽陽性)もある。診断は鑑別診断を含め慎重に行う
- 基準を作った報告での性能は、感度 91.4%、特異度 98.7%(日本皮膚科学会のガイドライン表1の記載)。これは規則全体の数字で、合計点ごとの数字ではない
- 前提は「炎症性の筋骨格系疾患(関節・脊椎・付着部)がある」こと。前提を満たさない人にはこの基準は使えない。この画面は前提を「ない」にすると合計点にかかわらず「使えない」と出す
- 乾癬の証拠は a(現存 2点)・b(既往 1点)・c(家族歴 1点)のうちの1つだけを数える。指趾炎も現存か既往のどちらかで 1 点。この画面は、乾癬の証拠と指趾炎を最も高い点の1つだけ選ぶ形にした
- リウマトイド因子の測定は、ラテックス法以外の ELISA 法か比濁法が望ましい(ガイドライン表1)。測定していない場合を点に入れない形なので、未測定を陰性として数えないこと
- 日本皮膚科学会のガイドラインは、PsA の鑑別(関節リウマチ・変形性関節症・痛風・ほかの脊椎関節炎など)を別に述べている。この画面は点の計算だけを行う
出典
- Taylor W, Gladman D, Helliwell P, Marchesoni A, Mease P, Mielants H; CASPAR Study Group. Classification criteria for psoriatic arthritis: development of new criteria from a large international study. Arthritis Rheum. 2006;54(8):2665-2673.(本文)(原典未見) PMID: 16871531[原著]
- 日本皮膚科学会乾癬性関節炎診療ガイドライン作成委員会. 乾癬性関節炎診療ガイドライン 2019. 日本皮膚科学会雑誌. 2019;129(13):2675-2733.(Ⅱ-5「CASPAR 分類基準」・表1) https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/PsAgl2019.pdf[ガイドライン]
確認日: 2026-10-20
免責
この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。