臨床計算ツール

クレアチニンクリアランス(蓄尿法)

1日蓄尿の尿中クレアチニン・尿量と血清クレアチニンから、実測のクレアチニンクリアランスと、体表面積 1.73 m² あたりの値を出す

Ccr(体表面積で補正しない) あと 3 項目
体表面積(Du Bois 式) あと 2 項目
Ccr(体表面積 1.73 m² あたり) あと 5 項目

10〜300
mg/dL

蓄尿した尿のクレアチニン濃度。例: 80.0

200〜5000
mL

蓄尿した1日分の尿量の合計(mL/日)。例: 1500

0.3〜15
mg/dL
40〜200
cm

体表面積の計算に使う。空欄でも体表面積で補正しない Ccr は出る

0.5〜150
kg

体表面積の計算に使う。空欄でも体表面積で補正しない Ccr は出る

計算式

  • Ccr(mL/分)= 尿中クレアチニン(mg/dL)× 1日尿量(mL/日)÷ 血清クレアチニン(mg/dL)÷ 1,440(分/日)。体表面積で補正しない値
  • 体表面積(m²、Du Bois 式)= 体重(kg)^0.425 × 身長(cm)^0.725 × 0.007184
  • 1.73 m² あたりの Ccr(mL/分/1.73m²)= Ccr × 1.73 ÷ 体表面積。個別化と標準化の関係(個別化 = 標準化 ÷ 1.73 × 体表面積)による

注意

  • 蓄尿が完全であることが前提になる。完全に蓄尿できたかは、本人に確認することと、1日のクレアチニン排泄量が一定かどうかで評価する。1日のクレアチニン排泄量の変動が大きいときは、蓄尿の信頼性も考えて評価する
  • クレアチニンは尿細管からも分泌されるため、Ccr は GFR より高い値になる(20〜30%、およそ30%程度とされ、腎機能が低下するほど分泌が増える)
  • Ccr に 0.715 を掛けて GFR(mL/分)に直す方法があるが、この係数にはさらなる検証が必要とされている。このツールは変換した GFR を出さない
  • 体表面積 1.73 m² あたりの値は、体表面積が 1.73 m² の人の値に直した(標準化した)値で、Du Bois 式では身長およそ 170 cm・体重 63 kg の体格にあたる。痩せた女性など体格が著しく小さい人では、標準化した値と体表面積で補正しない値の差が大きくなる(GFR についての記載)。体表面積は Du Bois 式で出す。ほかの式(藤本式など)では体表面積の値が変わり、1.73 m² あたりの値も変わる
  • 蓄尿せずに血清クレアチニンと年齢・体重・性別から推算するクレアチニンクリアランスは、別の計算「CCr(Cockcroft-Gault)・eGFR」で出せる

出典

  1. 日本腎臓学会編. エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023. 東京医学社; 2023.(第1章 1-2-1 腎機能の評価(解説、p.6)) https://jsn.or.jp/data/gl2023_ckd_ch01.pdf[ガイドライン]
  2. 日本腎臓学会編. CKD診療ガイド 2024. 東京医学社; 2024.(12 薬物療法の注意(Points、表1、Ⅲ 個別化 GFR、コラム①と表「添付文書に記載される腎機能評価法」、p.1〜4)) https://jsn.or.jp/data/gl2024_ckd_ch12.pdf[ガイドライン]
  3. 体表面積 1.73 m² あたりへの換算: CKD診療ガイド2024 は、個別化 GFR(mL/分)= 標準化 GFR(mL/分/1.73m²)÷ 1.73 × 患者の体表面積 と書く。この関係を逆に使い、体表面積で補正しない Ccr(mL/分)× 1.73 ÷ 患者の体表面積 = 1.73 m² あたりの Ccr(標準化 Ccr)とした(換算(Ccr × 1.73 ÷ 体表面積))[式の導き方]

確認日: 2026-10-15

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。