臨床計算ツール

CCr(Cockcroft-Gault)・eGFR

推算クレアチニンクリアランスと日本人の推算GFR

CCr あと 4 項目
eGFR あと 3 項目

18〜100
歳
性別
30〜150
kg

eGFR には使わない。空欄でも eGFR は出る

0.3〜15
mg/dL

酵素法で測った値を、小数第2位まで入れる

計算式

  • CCr(mL/min)=(140 − 年齢)× 体重(kg)÷(72 × 血清クレアチニン(mg/dL))。女性は × 0.85
  • eGFR(mL/min/1.73m²)= 194 × 血清クレアチニン(mg/dL)^−1.094 × 年齢(歳)^−0.287。女性は × 0.739(酵素法のクレアチニン・18歳以上)

注意

  • eGFR の式は18歳以上に適用する(18歳未満には適用しない)。クレアチニンは酵素法で測った値(小数第2位まで)を使う
  • CCr の Cockcroft-Gault 式は、Jaffe 法で測ったクレアチニンで作られた式。酵素法の値に0.2を足すと Jaffe 法の値に近くなり、CKD診療ガイドライン2023は Cockcroft-Gault 式では0.2を足して計算するとしている(CKD診療ガイド2024は、足して計算もできるが正確性は検証されていないとしている)。このツールは入れた値をそのまま使い、0.2は足さない
  • 筋肉量が少ない人(サルコペニア、長期臥床、著しいるいそう、四肢の切断、痩せた高齢者)では、クレアチニンからの推算は腎機能を高く見積もり、アスリートなど筋肉量が多い人では低く見積もる。肥満の人では CCr が腎機能を過大評価する。筋肉量が標準的でないときは、シスタチンCによる推算式を考える
  • eGFR は体表面積 1.73 m² に標準化した値(mL/min/1.73m²)、CCr は体表面積で補正しない値(mL/min)。薬の量の調整には、体表面積で補正しない個別化GFR(mL/min)を使う(個別化GFR = eGFR ÷ 1.73 × 患者の体表面積)。添付文書がGFRとCcrのどちらで書かれているかは薬によって違う
  • GFR区分だけでは CKD の重症度は決まらない(原疾患・GFR区分・蛋白尿区分を合わせて評価する)。CKD の診断は、腎障害の指標か GFR 60 未満が、3か月を越えて続くことによる
  • GFR区分は、表示する値(小数第1位まで)で決める。日本腎臓学会の早見表は小数第2位まで見て区分しているので、境目のごく近く(例: 29.96 が 30.0 と表示される)では早見表と1段違うことがある

出典

  1. Cockcroft DW, Gault MH. Prediction of creatinine clearance from serum creatinine. Nephron. 1976;16(1):31-41.(抄録)(原典未見) PMID: 1244564、DOI: 10.1159/000180580[原著]
  2. Matsuo S, Imai E, Horio M, et al. Revised equations for estimated GFR from serum creatinine in Japan. Am J Kidney Dis. 2009;53(6):982-992.(抄録)(原典未見) PMID: 19339088、DOI: 10.1053/j.ajkd.2008.12.034[原著]
  3. 日本腎臓学会編. エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023. 東京医学社; 2023.(第1章 1-1(CKD診断基準、p.3)、重症度分類(p.4)、紹介基準(p.18)、1-2-1(JSN eGFRcr の式と対象年齢 p.5、Cockcroft-Gault 式と酵素法のクレアチニン p.6)) https://jsn.or.jp/data/gl2023_ckd_ch01.pdf[ガイドライン]
  4. 日本腎臓学会編. CKD診療ガイド 2024. 東京医学社; 2024.(12 薬物療法の注意(表1、個別化GFR、コラム①、p.2〜4)) https://jsn.or.jp/data/gl2024_ckd_ch12.pdf[ガイドライン]
  5. 日本腎臓学会編. CKD診療ガイド 2012. 東京医学社; 2012.(eGFR男女・年齢別早見表) https://cdn.jsn.or.jp/guideline/pdf/CKDguide2012_3.pdf[ガイドライン]

確認日: 2026-10-12

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。