臨床計算ツール

先天性 TTP の重症度分類

先天性の血栓性血小板減少性紫斑病(Upshaw-Schulman 症候群)を、維持透析・後遺症、FFP の輸注の要否から重症・中等症・軽症に分ける指定難病 64 の重症度基準(中等症以上が対象)

あと 1 項目

重症度(患者の状態に当たるもの1つ)

資料は、複数の区分に当たるときにどれを選ぶかを書いていない。治療開始後の重症度は、適切な医学的管理の下で治療が行われている状態で、直近6か月間で最も悪い状態を医師が判断する(留意事項 2)

重症

中等症

軽症

注意

  • この画面は先天性 TTP の重症度分類だけを扱う。先天性 TTP は、ADAMTS13 活性が 10% 未満に著減していて、抗 ADAMTS13 自己抗体が陰性のときに診断される(USS)。後天性 TTP の重症度分類は別の分類(8項目の点数)
  • 資料は、複数の区分に当たるとき(例: 維持透析を受けていて、FFP の輸注も必要)の選び方を書いていない
  • 指定難病 64 は、後天性 TTP・先天性 TTP ともに、中等症以上を医療費助成の対象とする。症状の程度が一定以上に該当しなくても、高額な医療を継続することが必要な人は医療費助成の対象とする(留意事項 3)
  • 治療開始後の重症度は、適切な医学的管理の下で治療が行われている状態で、直近6か月間で最も悪い状態を医師が判断する(留意事項 2)
  • 中等症は、新鮮凍結血漿(FFP)の輸注が必要かどうかで分かれる。資料は輸注の量や間隔を書いておらず、この画面も決めていない
  • 中等症は FFP の輸注の要否で書かれている。ガイド 2026(p.15)は、遺伝子組換え ADAMTS13 製剤が本邦で 2025 年(3月に承認、12月に12歳未満へ適応拡大)に使えるようになったと書くが、この製剤で定期的に補充している患者が重症・中等症・軽症のどれに当たるかを、厚生労働省の資料(64)もガイドも書いていない(FFP の輸注が必要とも、無治療とも字句どおりには言えない)。ガイド(p.16)は、治療の必要のない軽症以外を医療補助の対象と書く。この画面は区分を決めず、利用者が選ぶ

出典

  1. 厚生労働省. 指定難病 64 血栓性血小板減少性紫斑病(概要、診断基準等). 情報提供元: 「血液凝固異常症に関する調査研究班」(研究代表者 村田満).(<重症度分類>先天性 TTP(USS)重症度分類・留意事項 1〜3(p.5)、概要 6. 重症度分類(p.2)) https://www.mhlw.go.jp/content/10905000/001173530.pdf[ガイドライン]

    上記の資料をもとに、当ツールが編集・加工して作成しました(国・作成元が作成したものではありません)

  2. 厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患政策研究事業「血液凝固異常症等に関する研究班」TTP グループ. 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)診療ガイド 2026.(V 先天性 TTP 治療の記述(p.15)、7)重症度分類(p.16)、先天性 TTP の重症度分類の表(p.42)) https://trans.naramed-u.ac.jp/images/pdf/ttp2026.pdf[ガイドライン]
  3. 松本雅則, 宮川義隆, 小亀浩市, ほか. 血栓性血小板減少性紫斑病診療ガイド 2023. 臨床血液. 2023;64(6):445-460.(先天性 TTP の重症度分類の表(表5)、V 先天性 TTP 7)重症度分類) https://ketsuekigyoko.org/wp-content/uploads/2023/10/TTP_GL_2023.pdf[ガイドライン]

確認日: 2026-10-16

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。