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クローン病の診断基準

主要所見(縦走潰瘍・敷石像・非乾酪性類上皮細胞肉芽腫)と副所見の組み合わせで、確診例・疑診例に分ける指定難病 96 の診断基準

あと 6 項目

主要所見 A: 縦走潰瘍

小腸の場合は、腸間膜付着側に好発する

主要所見 B: 敷石像
主要所見 C: 非乾酪性類上皮細胞肉芽腫

連続切片を作ると診断率が上がる。消化管に精通した病理医の判定が望ましい

副所見 a: 消化管の広範囲に認める不整形〜類円形の潰瘍、またはアフタ

典型的には縦列するが、縦列しない場合もある。3か月以上続くことが必要。腸結核・腸型ベーチェット病・単純性潰瘍・NSAIDs 潰瘍・感染性腸炎の除外が必要

副所見 b: 特徴的な肛門病変

裂肛、cavitating ulcer、痔瘻、肛門周囲膿瘍、浮腫状皮垂など。クローン病に精通した肛門病専門医による診断が望ましい

副所見 c: 特徴的な胃・十二指腸病変

竹の節状外観、ノッチ様陥凹など。クローン病に精通した専門医の診断が望ましい

基準

  • 主要所見 C(非乾酪性類上皮細胞肉芽腫)
  • 副所見 a(不整形〜類円形の潰瘍またはアフタ)
  • 副所見 b(特徴的な肛門病変)
  • 副所見 c(特徴的な胃・十二指腸病変)
  • 主要所見 A または B があり、鑑別疾患と鑑別できる
  • 主要所見 A または B があるが、鑑別疾患と鑑別できない

注意

  • 確診例(Definite)と疑診例(Probable)を対象とする診断基準。主要所見は縦走潰瘍・敷石像・非乾酪性類上皮細胞肉芽腫、副所見は広範囲の不整形〜類円形の潰瘍またはアフタ・特徴的な肛門病変・特徴的な胃・十二指腸病変
  • 主要所見 A または B があるときは、鑑別疾患と鑑別できれば確診例、鑑別できなければ疑診例になる。縦走潰瘍のみの場合は虚血性腸病変と潰瘍性大腸炎の除外が、敷石像のみの場合は虚血性腸病変の除外が必要
  • 主要所見 C のみを有するときは、腸結核など肉芽腫を有する炎症性疾患の除外が必要
  • 副所見 a は、3か月以上続くことと、腸結核・腸型ベーチェット病・単純性潰瘍・NSAIDs 潰瘍・感染性腸炎の除外が必要
  • 病名診断に用いる臨床症状や検査所見は、診断基準に特段の規定がなければ、どの時期のものを用いてもよい(ただし、その病気の経過を示す臨床症状などで、確認できるものに限る)
  • 指定難病の重症度分類は IOIBD スコアで、医療費助成の対象を決める。この画面は診断の基準だけを扱う

出典

  1. 厚生労働省. 指定難病 96 クローン病(概要、診断基準等). 情報提供元: 難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班(研究代表者 久松理一).(<診断基準>、診断基準及び重症度分類の適応における留意事項) https://www.mhlw.go.jp/content/10905000/001173517.pdf[ガイドライン]

    上記の資料をもとに、当ツールが編集・加工して作成しました(国・作成元が作成したものではありません)

確認日: 2026-10-15

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。