臨床計算ツール

DENOVA スコア

E. faecalis 菌血症で、感染性心内膜炎を調べる心エコーが要るかの6項目

あと 6 項目

心内膜炎に合う症状が、最初に陽性になった血液培養を採った日の前から7日以上続いていた

症状は何でもよい(心内膜炎として説明がつくもの)。日数は、最初の陽性の血液培養を採った日から数える

塞栓の所見がある(診察または画像で)
E. faecalis が血液培養の2本以上で陽性
菌血症の入口となった感染巣が分からない

次のうち2つ以上を満たす感染巣(菌の入口になったと考えられるもの)があれば「分かる」: その感染巣らしい症状や所見・その部位から E. faecalis が分離された・画像でその感染巣に合う所見

心臓弁の病気がある(自己弁の弁膜症・過去の感染性心内膜炎・人工弁)
聴診で心雑音があった

雑音の種類は問わない

注意

  • 対象は、E. faecalis だけが血液培養から出た菌血症(単一菌種)の成人。E. faecium の菌血症や、ほかの菌が一緒に出た菌血症には使えない(原著が明記している)
  • 原著の導出群(397エピソード、そのうち心内膜炎は44)では、境目を3点以上としたとき感度 100%・特異度 83%、別の地域の検証群(心内膜炎26・なし256)では感度 100%・特異度 85%。後ろ向きの研究で、原著も前向きの検証が要ると述べている
  • 先に出ていた NOVA スコア(Bouza ら)(血液培養3本以上〈5点〉・入口が不明〈4点〉・弁の病気〈2点〉・心雑音〈1点〉、4点以上で陽性)に、「症状7日以上」と「塞栓」を足し、点数を1点ずつにしたのが DENOVA。弁の病気の項目は、多変量解析で有意でなかったが NOVA に合わせて残した
  • 塞栓・心雑音・血液培養の本数は、疑って調べるほど見つかりやすい(原著も、疑う医師ほど点が増えうると述べている)。点が低くても、心内膜炎を疑う理由が別にあれば心エコーを省かない

出典

  1. Berge A, Krantz A, Östlund H, Nauclér P, Rasmussen M. The DENOVA score efficiently identifies patients with monomicrobial Enterococcus faecalis bacteremia where echocardiography is not necessary. Infection. 2019;47(1):45-50.(Table 2・方法の項目の定義) PMID: 30178077、DOI: 10.1007/s15010-018-1208-3、https://link.springer.com/article/10.1007/s15010-018-1208-3[原著]

確認日: 2026-10-15

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。