ECS(Emergency Coma Scale)
意識レベルの評価(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ桁と、運動反応のコード)
あと 1 項目
注意
- 意識状態をⅠ桁(覚醒している)・Ⅱ桁(覚醒できる)・Ⅲ桁(覚醒しない)に分け、桁の数字とコードで表す。選んだ1つのコードがそのまま結果で、点数の合計はない
- 評価の手順(2004年の評価マニュアル): 手順1 自発的な開眼・発語・合目的な動作のどれか1つでも見られれば覚醒している(Ⅰ桁)。見られなければ手順3へ。手順2 日時・場所・人物を正しく言えれば 1、言えなければ 2。手順3 大きな声で呼びかけて覚醒すれば 10。手順4 痛み刺激で覚醒すれば 20。手順5 それでも覚醒しなければ(Ⅲ桁)、痛み刺激への運動反応で 100L・100W・200F・200E・300 を選ぶ
- Ⅲ桁のコードの L・W・F・E は、運動反応の種類(L: localization 局在、W: withdrawal 引っ込める、F: flexion 屈曲、E: extension 伸展)。100 は局在・逃避、200 は屈曲・伸展、300 は反応なし
- 日本内科学会雑誌 2010 の表は、100W を「引っ込める(脇を開けて)または顔をしかめる」、200F・200E を「屈曲する」「伸展する」とだけ書く。Takahashi らの表は脇の状態(100W は開けて、200F・200E は閉じて)を書いている。この計算は Takahashi らの表に合わせ、顔をしかめる反応は日本内科学会雑誌の表から 100W に含めた
- 日本内科学会雑誌 2010 は、意識障害の評価に JCS・GCS・ECS を挙げ、ECS を GCS と JCS の長所を取り入れて改良されたものとしている
出典
- 奥寺敬, 太田富雄, 有賀徹, 他. 新しい意識障害評価法 ECS の開発 - 日本神経救急学会 ECS 検討委員会報告 2003-. 日本神経救急学会雑誌. 2004; 17: 66-68.(原典未見)[原著]
- Takahashi C, Okudera H, Origasa H, et al. A simple and useful coma scale for patients with neurologic emergencies: the Emergency Coma Scale. Am J Emerg Med. 2011; 29(2): 196-202. doi:10.1016/j.ajem.2009.09.018(Table 1、Table 2) https://ajemjournal.com/article/S0735-67570900477-X/fulltext[原著]
- 卜部貴夫. 意識障害(シリーズ: 内科医に必要な救急医療). 日本内科学会雑誌. 2010; 99(5): 1082-1089.(表3(p.1084)) https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/99/5/99_1082/_pdf[解説・総説]
確認日: 2026-10-13
免責
この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。