臨床計算ツール

EUTOS スコア

慢性期の CML の診断時に、好塩基球と脾臓の大きさから、治療 18 か月の細胞遺伝学的奏効の見込みで2群に分ける

あと 2 項目

0〜30
%

診断時(治療を始める前)の値。末梢血の白血球分画の割合

0〜30
cm

診断時(治療を始める前)の値。触診で肋骨弓の下に触れる最大の距離。触れなければ 0

計算式

  • EUTOS スコア = 7 × 末梢血の好塩基球(%)+ 4 × 脾臓の大きさ(肋骨弓の下の最大の距離 cm)
  • スコアが 87 以下で低リスク、87 を超えると高リスク

注意

  • 診断時(治療を始める前)の値で計算する。治療を受けた患者には使わない(ELN の頁は、前治療のある患者に使ってはならないと書く)
  • EUTOS スコアは、イマチニブで治療された患者(926 人。欧州の EUTOS 登録の患者)のデータから作られ、完全細胞遺伝学的奏効(CCyR)を 18 か月以内に得られるかと無増悪生存を指標にした。好塩基球と脾臓の2項目だけの2群の指標で、生存の予測を目的にした ELTS・Sokal・Euro とは目的が違う
  • 現在の位置づけ: ELN 2025 は、以前の予後スコア(Sokal・Euro・EUTOS)は ELTS スコアに置き換わったと述べる。原著者らの総説(2025)は、EUTOS スコアの元になった患者は比較的新しいが、指標にした奏効・無増悪生存の臨床的な意味は時代とともに薄れたと述べる
  • スコアは入力の桁(好塩基球・脾臓とも小数第1位まで)のまま、丸めずに 87 と比べる。好塩基球は末梢血の白血球分画の割合、脾臓は触診で肋骨弓の下に触れる最大の距離(cm)

出典

  1. Hasford J, Baccarani M, Hoffmann V, et al. Predicting complete cytogenetic response and subsequent progression-free survival in 2060 patients with CML on imatinib treatment: the EUTOS score. Blood. 2011;118(3):686-692.(全体)(原典未見) PMID: 21536864[原著]
  2. European LeukemiaNet. EUTOS Score(CML の EUTOS スコアの計算ページ). ELN Foundation.(式・区切り・注意書き) https://www.leukemia-net.org/leukemias/cml/eutos_score/[ガイドライン]
  3. Lauseker M, Hoffmann VS, Pfirrmann M. Prognostic scoring systems in chronic myeloid leukaemia. Leukemia. 2025;39(5):1046-1052.(Table 1、Scores in CML、Comparisons of scores) PMID: 40234613、DOI: 10.1038/s41375-025-02606-6、https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12055577/[解説・総説]
  4. Apperley JF, Milojkovic D, Cross NCP, et al. 2025 European LeukemiaNet recommendations for the management of chronic myeloid leukemia. Leukemia. 2025;39(8):1797-1813.(Prognosis) PMID: 40646132、DOI: 10.1038/s41375-025-02664-w、https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12310532/[ガイドライン]

確認日: 2026-10-16

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。