臨床計算ツール

必要水分量

体重とエネルギー量から、成人の1日の水分の必要量の目安を求める

体重法の下限(30 mL/kg) あと 1 項目
体重法の上限(40 mL/kg) あと 1 項目
エネルギー法(1.0 mL/kcal) あと 1 項目

30〜150
kg

体重法に使う。空欄でもエネルギー法は出る

500〜3500
kcal/日

エネルギー法に使う。空欄でも体重法は出る

計算式

  • 体重法: 水分量(mL/日)= 体重(kg)× 30〜40(下限と上限を出す)
  • エネルギー法: 水分量(mL/日)= 1.0 mL × 投与エネルギー量(kcal/日)

注意

  • 成人用。小児・新生児の水分量は別の基準で決める(静脈経腸栄養ガイドライン第3版 PART III)
  • 体重あたり 30〜40 mL/日は基準で、病態に応じて増減する。心不全・腎不全・肝硬変などの水分制限、発熱・下痢・ドレーンからの排液・出血などで変わる。ガイドラインは、体重だけで計算して漫然と投与せず、モニタリングを行いながら調整するとしている
  • エネルギー法は、投与エネルギー量が少ないと水分量が足りなくなる。体重法と見比べる
  • 経腸栄養剤は、100 mL の中に 100 mL の水分は入っていない。1 kcal/mL の経腸栄養剤の水分は約85%で、濃度が高いほど水分は減る。経腸栄養剤・輸液・飲水・食事に含まれる水分を合わせて、この値と比べる
  • 体重は現体重で計算する。肥満や浮腫・腹水があるときにどの体重を使うか(理想体重・補正体重)は、ガイドラインに書かれていない。施設の決まりや管理栄養士に確かめる
  • 体重あたりの値は資料で違う(例: 在宅医療のテキストは 25〜30 mL/kg)。このツールは日本静脈経腸栄養学会のガイドラインの 30〜40 mL/kg を採った

出典

  1. 日本静脈経腸栄養学会 編. 静脈経腸栄養ガイドライン 第3版. 照林社; 2013.(PART II 栄養療法の進め方と評価「II 水分投与量」Q2(p.143)) https://minds.jcqhc.or.jp/common/summary/pdf/c00230.pdf[ガイドライン]
  2. 日本静脈経腸栄養学会. 静脈経腸栄養ガイドライン―第3版― Quick Reference. 2014.(PART II「栄養投与量の決定 II 水分投与量」Q2) https://files.jspen.or.jp/2014/04/201404QR_guideline.pdf[ガイドライン]
  3. 小野沢滋. 在宅医療テキスト 栄養評価と栄養処方. 在宅医療助成 勇美記念財団.(表3 必要エネルギー量、蛋白質量、水分量の推定法) http://www.zaitakuiryo-yuumizaidan.com/textbook/pdf/2-1_4.pdf[成書]

確認日: 2026-10-12

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。