GDS-15(高齢者用うつ尺度 短縮版)
高齢者のうつを見つける質問票。15項目の「はい・いいえ」を、うつを示す答えを1点として足す(0〜15点)
あと 15 項目
注意
- 15項目の「はい・いいえ」のうち、うつを示す答えを1点として足す(0〜15点)。うつを示す答えは、項目 2・3・4・6・8・9・10・12・14・15 では「はい」、項目 1・5・7・11・13 では「いいえ」(GDS-15-J の採点)。診断の道具ではなく、追跡の面接につなげるスクリーニング
- 帯の区切りは、尺度の開発者(Yesavage)の頁の読み方による(「5点を超える」でうつ病を示唆・追跡の面接、「10点を超える」でほとんど常にうつ病)。研究によって感度・特異度が違うことは、頁も書いている。原著(Sheikh & Yesavage 1986)の本文は読めていない
- 画面の質問の文は、GDS-15-J の付録を言い換えたもの(付録の文そのものではない)。日本語版 GDS-15-J の妥当性の検証(杉下ら。外来の高齢者 128人、うち DSM-IV-TR のうつ病・気分変調症 52人。1か所の精神科外来)では、診断との照合で最適な区切りは 6/7(6点以下と7点以上。感度 0.981・特異度 0.855)、次に良い区切りは 5/6(感度 1.000・特異度 0.803)だった。この区切りは対象と場面で変わりうる
- GDS-15-J の検証の対象は、55〜92歳で、認知機能が保たれ(日常生活に大きな支障がない)、重い視覚・聴覚障害・失語・パーキンソン病などの神経疾患・統合失調症・アルコールや薬物の依存のある人を除いた外来患者で、質問は口頭で行った。認知症のある人などでの成績は、この検証では分からない
- 15項目すべてに答えが要る。開発者の頁は、欠けた項目があるときに、答えた項目の得点から按分して補う方法(小数は切り上げ)を載せるが、この画面は補わない
- 日本語版は複数あり、この画面は GDS-15-J(杉下・朝田 2008 年の翻訳)の質問による。新美ら(1991)の版(広く使われた)は、項目の翻訳に原文との違いがあると GDS-15-J の検証論文が指摘する。版によって得点の付き方が違いうる
出典
- Sheikh JI, Yesavage JA. Geriatric Depression Scale (GDS): recent evidence and development of a shorter version. Clin Gerontol. 1986;5(1-2):165-173.(短縮版(15項目)の報告)(原典未見)[原著]
- Yesavage JA(Stanford ACRC). Geriatric Depression Scale(GDS)の頁と、短縮版(英語)の採点の頁.(GDS の頁(欠けた項目の扱い)、短縮版(英語)の採点の頁) https://web.stanford.edu/~yesavage/GDS.english.short.score.html[解説・総説]
- Sugishita K, Sugishita M, Hemmi I, Asada T, Tanigawa T. A validity and reliability study of the Japanese version of the Geriatric Depression Scale 15 (GDS-15-J)(順天堂大学 博士論文 乙第2385号, 2017年1月20日。著者最終稿。刊行版 Clin Gerontol の DOI 10.1080/07317115.2016.1199452).(付録(GDS-S-J の質問と点)、Methods、Results(ROC 分析、Table 4)、Discussion) DOI: 10.1080/07317115.2016.1199452、https://jair.repo.nii.ac.jp/records/2002083[原著]
確認日: 2026-10-21
免責
この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。