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HbA1c → 推定平均血糖(eAG)

HbA1c(NGSP 値)から、直近約3か月の推定平均血糖(eAG)を求める

推定平均血糖(eAG) あと 1 項目
推定平均血糖(eAG) あと 1 項目

4〜15
%

NGSP 値(%)で入れる。JDS 値で報告された値はそのまま入れない。例: 7.0

計算式

  • eAG(mg/dL)= 28.7 × HbA1c(%)− 46.7
  • eAG(mmol/L)= 1.5944 × HbA1c(%)− 2.594
  • どちらも ADAG 研究(A1c-Derived Average Glucose Study)の回帰式。HbA1c は NGSP 値

注意

  • 個々の患者の平均血糖を、この式は正確には言い当てない。原典は、推定の誤差の標準偏差が HbA1c 6%・7%・8% でそれぞれ 13.4・15.7・18.0 mg/dL、推定値の約 90% が回帰直線の ±15% の範囲に入ったと報告している
  • 原典の対象は、18〜70歳の1型・2型糖尿病と糖尿病でない人の解析対象 507人。貧血(ヘマトクリット 男性 39% 未満・女性 36% 未満)、HbA1c の測定に影響する血色素異常、慢性の腎臓病・肝臓病のある人、妊娠を予定している人は除かれた。小児は対象外で、原典は小児と妊婦を除いたと書く。人種・民族によっては人数が少なく、原典は結果が直接にあてはまるのはこの集団だと書いている
  • 貧血や赤血球の寿命の変化は、どの測定法でも HbA1c を変えうる。HbA1c そのものが血糖を反映していない状態では、そこから求めた eAG も平均血糖を反映しない
  • 原典の対応表は HbA1c 5〜12%(1% きざみ)。この範囲を外れる値は、式を延ばして求めた値になる
  • 原典の平均血糖は、3か月間の持続血糖測定と自己血糖測定の測定値(1人およそ 2,700点)を、1日ごとに同じ重みで平均したもの。HbA1c は3か月の終わりに測った値と、その前の3か月の平均血糖を比べている。この式は NGSP 認証を受けた、DCCT に合わせた測定法の HbA1c で作られた
  • JDS 値の HbA1c は、NGSP 値に直してから入れる。日本透析医学会のガイドは、NGSP 値から JDS 値への換算を、NGSP 値 5.2% 以下で −0.3%、5.3〜10.2% で −0.4%、10.3〜15.2% で −0.5% と書く(ガイドが書くのはこの向きだけ)

出典

  1. Nathan DM, Kuenen J, Borg R, Zheng H, Schoenfeld D, Heine RJ; A1c-Derived Average Glucose (ADAG) Study Group. Translating the A1C assay into estimated average glucose values. Diabetes Care. 2008;31(8):1473-1478.(Research Design and Methods(対象・測定)、Results(回帰式・表)、Table 2 の脚注(mmol/L の式)、Discussion) PMID: 18540046、DOI: 10.2337/dc08-0545、https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC2742903/[原著]
  2. 日本透析医学会. 血液透析患者の糖尿病治療ガイド2012. 日本透析医学会雑誌. 2013;46(3):311-357.(第1章の脚注(NGSP 値から JDS 値への換算、p.319)) https://www.jsdt.or.jp/tools/file/download.cgi/986/%E8%A1%80%E6%B6%B2%E9%80%8F%E6%9E%90%E6%82%A3%E8%80%85%E3%81%AE%E7%B3%96%E5%B0%BF%E7%97%85%E6%B2%BB%E7%99%82%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%892012.pdf[ガイドライン]

確認日: 2026-10-16

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。