臨床計算ツール

HDS-R(改訂長谷川式簡易知能評価スケール)

認知症のスクリーニング(9項目・30点満点。20点以下は認知症の疑い)

あと 16 項目

1. 年齢:今の年齢を答えられた

実際の年齢との差が2歳までなら正答

2. 日付の見当識:年を答えられた
2. 日付の見当識:月を答えられた
2. 日付の見当識:日を答えられた
2. 日付の見当識:曜日を答えられた
3. 場所の見当識:今いる場所を答えられた

検者は、自分から答えられなければ、5秒おいて「家か・病院か・施設か」から選んでもらう

4. 3つの言葉の記銘:1つ目の言葉を復唱できた

検者が3つの言葉を言い、本人に復唱して覚えてもらう。用紙の2つの系列のどちらかを使い、使った系列を記録する

4. 3つの言葉の記銘:2つ目の言葉を復唱できた
4. 3つの言葉の記銘:3つ目の言葉を復唱できた
5. 計算:100から7を引いた答えが正しい

「100−7は?」と聞く

6. 数字の逆唱:3桁の数字を逆から言えた

3桁の逆唱に失敗したら打ち切る(4桁は聞かず0点)

7. 遅延再生:1つ目の言葉を思い出せた

項目4で覚えてもらった言葉を、もう一度言ってもらう。出なければ言葉の種類のヒント(植物・動物・乗り物)を出す

7. 遅延再生:2つ目の言葉を思い出せた
7. 遅延再生:3つ目の言葉を思い出せた
8. 物品の記銘:見せて隠した5つの品物のうち、思い出せた数

互いに関係のない5つの品物を見せて隠し、何があったかを言ってもらう

0〜20
個

野菜の名前をできるだけ多く言ってもらう。途中で詰まり、約10秒待っても出なければ、そこで打ち切って言えた数を入れる。5個以下は0点、6個は1点、7個は2点、8個は3点、9個は4点、10個以上は5点

注意

  • 認知症のスクリーニング検査で、診断ではない。20点以下は認知症の疑いとされる目安(加藤ら 1991 を出典とする用紙の記載)
  • 検者が口頭で質問し、答えを聞いて項目ごとの得点を判断する検査。この計算は、得点の足し算と判定をする。質問の言葉・3つの言葉の系列・数字・品物は、検査用紙と手引きのとおりに行う
  • 計算(項目5)で最初の答えが誤りなら、2つ目は聞かずに打ち切る。3桁の逆唱(項目6)に失敗したら、4桁は聞かずに打ち切る。野菜の名前(項目9)は、途中で詰まって約10秒待っても出なければ打ち切る(用紙の記載)。打ち切った項目は0点
  • 重症度の区分(軽度・中等度など)は、原著の表を読んでおらず、資料で値が割れるため載せない

出典

  1. 加藤伸司, 下垣光, 小野寺敦志, 植田宏樹, 老川賢三, 池田一彦, 小坂敦二, 今井幸充. 改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)の作成. 老年精神医学雑誌. 1991;2(11):1339-1347.(原典未見)[原著]
  2. 日本老年医学会. 改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)の用紙(出典: 加藤伸司ほか. 老年精神医学雑誌 1991;2:1339).(用紙の全体(項目1〜9の配点と打ち切り、合計欄、末尾の判定の文)) https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/tool/pdf/tool_05.pdf[ガイドライン]
  3. 日本老年医学会 CGA ツール選定・最適化 WG(小宮仁, 梅垣宏行, 川嶋修司, 小島太郎, 竹屋泰). 高齢者総合機能評価(CGA)ツールを利用する際の著作権侵害の問題. 日老医誌. 2021;58(1):1-12.(表(CGA ツールの著作権に関する情報)の HDS-R の行) DOI: 10.3143/geriatrics.58.1、https://www.jstage.jst.go.jp/article/geriatrics/58/1/58_58.1/_pdf[解説・総説]

確認日: 2026-10-13

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。