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Hunter 基準(セロトニン症候群)

セロトニン作動薬を使っている患者の、セロトニン中毒(セロトニン症候群)の診断基準

あと 10 項目

セロトニン作動薬を使っている

原著の対象は、セロトニン作動薬の過量服用で入院した患者。この規則は、セロトニン作動薬を使っていることが前提

自発性クローヌスがある

刺激をしなくても出るクローヌス

誘発性クローヌスがある

持続するクローヌスは、足首でよく見つかる

眼球クローヌスがある

方向性のない眼振もこれに当たる

興奮(agitation)がある
発汗(diaphoresis)がある
振戦がある
腱反射の亢進がある
筋緊張の亢進(hypertonia)がある
34〜41
℃

38 ℃を超えると、体温の項目を満たす(38.0 ℃は満たさない)

基準

  • セロトニン作動薬を使っている
  • 自発性クローヌス
  • 誘発性クローヌスと、興奮か発汗
  • 眼球クローヌスと、興奮か発汗
  • 振戦と、腱反射の亢進
  • 筋緊張の亢進と、体温 38 ℃超と、眼球クローヌスか誘発性クローヌス

注意

  • 前提は、セロトニン作動薬を使っていること。原著の対象は、セロトニン作動薬の過量服用で入院した患者(Hunter Area Toxicology Service、1987〜2002年、2,222人)
  • 原著は過量服用の場面で検証した。治療量での副作用の患者には検証されていない
  • Hunter 基準は、毒性学者の診断を基準にして、感度 84%・特異度 97%だった
  • 原著の抄録では、Sternbach 基準は、同じ基準で、感度 75%・特異度 96%だった。抄録は信頼区間を書いていない
  • 導出は、SSRI だけの過量服用 473人。検証は、セロトニン作動薬の過量服用の 2,222人で、導出の 473人を含む
  • 筋緊張の亢進と体温 38 ℃超の項目は、導出に使った群に生命に関わる中毒の患者がいなかったが、そうした患者ではどちらも全員に見られたため、あとで加えた
  • Chiew と Isbister 2025 は、重い硬直が導出の群に少なかったこと、硬直の項目は筋緊張の亢進だけで、極端な硬直ではクローヌスや反射の亢進が見られないことがあることを、この基準の限界として挙げている

出典

  1. Dunkley EJ, Isbister GK, Sibbritt D, Dawson AH, Whyte IM. The Hunter Serotonin Toxicity Criteria: simple and accurate diagnostic decision rules for serotonin toxicity. QJM. 2003;96(9):635-642.(抄録)(原典未見) PMID: 12925718、DOI: 10.1093/qjmed/hcg109[原著]
  2. Isbister GK, Buckley NA, Whyte IM. Serotonin toxicity: a practical approach to diagnosis and treatment. Med J Aust. 2007;187(6):361-365.(Box 4・p.361-362) DOI: 10.5694/j.1326-5377.2007.tb01282.x、https://www.mja.com.au/journal/2007/187/6/serotonin-toxicity-practical-approach-diagnosis-and-treatment[解説・総説]
  3. Chiew AL, Isbister GK. Management of serotonin syndrome (toxicity). Br J Clin Pharmacol. 2025;91(3):654-661.(Table 1) DOI: 10.1111/bcp.16152、https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11862804/[解説・総説]

確認日: 2026-10-14

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。