IGCCC のリスク分類(胚細胞腫瘍の予後分類)
転移のある胚細胞腫瘍を、化学療法の前の AFP・hCG・LDH と転移部位・原発巣で、予後良好・予後中間・予後不良に分ける
あと 2 項目
基準
- 縦隔原発、または肺以外の臓器転移がある
- AFP が 10,000 ng/mL を超える、または hCG が 50,000 を超える、または LDH が正常上限の 10 倍を超える
- AFP が 1,000 ng/mL 以上、または hCG が 5,000 以上、または LDH が正常上限の 1.5 倍以上
注意
- 転移のある胚細胞腫瘍の、化学療法を始める前の腫瘍マーカーと転移部位に基づく分類。進行した精巣癌の治療方針を決めるときに使う
- 表は、精巣・後腹膜・縦隔の原発で書かれている。非セミノーマの予後良好・予後中間は精巣または後腹膜原発のときで、縦隔原発は予後不良。セミノーマに予後不良は該当なし
- IGCCC に使う hCG は、単位が mIU/mL のトータル hCG か intact hCG。free β-hCG だけを測るキット(単位は ng/mL)は使えず、換算もできない
- 病理がセミノーマ単独でも AFP が著明に上昇しているときは、転移巣に非セミノーマの成分が含まれる可能性があり、非セミノーマとして治療方針を決める必要がある。AFP は肝疾患などで軽度に上がることがある
- この画面は、1997年の国際コンセンサス分類(3つの群)の基準。その後、IGCCCG Update Consortium(2021)が、1990〜2013年に化学療法を受けた症例で、各群の治療成績の改善を報告した。非セミノーマでは、LDH の正常上限の 2.5 倍を境にした値・年齢・肺転移の有無を予後の因子に加えた予後予測モデルが報告され(オンラインの計算機がある)、セミノーマの予後良好群は化学療法前の LDH(正常上限の 2.5 倍)で細分できる可能性が報告された。この画面にはどちらも入っていない
出典
- 日本泌尿器科学会 編. 精巣癌診療ガイドライン 2024年版. 金原出版; 2024.(表4(p.17)、第Ⅰ章 3 画像以外の診断法および予後分類(pp.36-38)) https://www.urol.or.jp/lib/files/other/guideline/48_testicular_tumor.pdf[ガイドライン]
- International Germ Cell Cancer Collaborative Group. International Germ Cell Consensus Classification: a prognostic factor-based staging system for metastatic germ cell cancers. J Clin Oncol. 1997;15(2):594-603.(本文)(原典未見) PMID: 9053482[原著]
確認日: 2026-10-16
免責
この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。