IHS4(国際化膿性汗腺炎重症度スコア)
化膿性汗腺炎で、結節・膿瘍・排膿するトンネルの数から重症度を点数にし、軽症・中等症・重症に分ける
あと 3 項目
計算式
- IHS4(点) = 炎症のある結節の数 × 1 + 膿瘍の数 × 2 + 排膿するトンネル(瘻孔・洞)の数 × 4
- 合計が 3 点以下なら軽症、4〜10 点なら中等症、11 点以上なら重症
注意
- 数えるのは、炎症の所見のある結節、膿瘍、排膿するトンネルの3種類。原著の図は、径 10 mm 未満の丘疹、膿疱、排膿しないトンネルを 0 点として数えない例を示す
- 排膿するトンネルは 1 個で 4 点になるため、1 個あるだけで中等症以上になる
- 原著の図は、合計が 0 点の例を「inactive HS」(活動性のない HS)と示す。判定の区分は 3 点以下を軽症とする
- 手引きは、IHS4 を、簡便かつ正確に重症度を分類できる新しい評価手段として有用とし、瘢痕を評価しないので、薬剤などの治療効果の判定にも有用と述べる
- 原著は、IHS4 が既存のデータから導かれた医師による評価だけのスコアで、痛みなど患者が答える指標を含まないこと、ほかのデータでの検証が今後の課題であることを限界として挙げる
- 原著の検証(236人)で、Hurley 分類との一致度は κ = 0.32(fair)、専門医の判断(Expert Opinion)との一致度は κ = 0.49(moderate)だった
出典
- Zouboulis CC, Tzellos T, Kyrgidis A, et al; European Hidradenitis Suppurativa Foundation Investigator Group. Development and validation of the International Hidradenitis Suppurativa Severity Score System (IHS4), a novel dynamic scoring system to assess HS severity. Br J Dermatol. 2017;177(5):1401-1409.(要旨、図2(p.1406)、図3(p.1407)、考察(p.1406-1408)) PMID: 28636793、DOI: 10.1111/bjd.15748[原著]
- 化膿性汗腺炎診療の手引き策定委員会. 化膿性汗腺炎診療の手引き 2020. 日本皮膚科学会雑誌. 2021;131(1):1-28.(3.3 IHS4(p.4)) https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/kanoseikannsenenn2020.pdf[ガイドライン]
確認日: 2026-10-20
免責
この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。