臨床計算ツール

IMDC リスク分類(転移性腎細胞癌)

転移のある腎細胞癌の予後を、Karnofsky PS・治療までの期間・Hb・補正カルシウム・好中球数・血小板数の6因子の数で3群に分ける

あと 6 項目

30〜100
%

80% 未満で1個に数える。例: 90

診断から治療を始めるまでの期間が1年未満

分子標的薬で治療した患者のデータで、分子標的薬を始めるまでの期間として数えた

ヘモグロビンが基準値の下限未満

基準値は検査を行った施設の基準範囲

補正カルシウムが基準値の上限を超える

補正した血清カルシウムで見る。基準値は検査を行った施設の基準範囲(EAU ガイドラインの表は上限の目安として 10.2 mg/dL を挙げる)。MSKCC リスク分類の「10 mg/dL 超」とは別の基準

好中球数が基準値の上限を超える

基準値は検査を行った施設の基準範囲(EAU ガイドラインの表は上限の目安として 7.0×10⁹/L〈7,000/μL〉を挙げる)

血小板数が基準値の上限を超える

基準値は検査を行った施設の基準範囲(EAU ガイドラインの表は上限の目安として 400,000/μL〈40万/μL〉を挙げる)

注意

  • 転移のある腎細胞癌に使う予後の分類。IMDC モデルは分子標的薬の時代に作られ、免疫チェックポイント阻害薬を含む近年の無作為化試験の多くで使われているので、実地では MSKCC リスク分類より好まれうる
  • MSKCC リスク分類と IMDC 分類では、約23%の患者で群が異なる。共通の因子は Karnofsky PS・診断から治療まで・ヘモグロビンの3つ。MSKCC は補正カルシウムを 10 mg/dL 超で、LDH を基準値上限の1.5倍超で見るが、IMDC は補正カルシウムを基準値の上限超で見て、LDH の代わりに好中球数と血小板数(どちらも基準値の上限超)を使う
  • ヘモグロビンの下限・補正カルシウム・好中球数・血小板数の上限は、検査を行った施設の基準範囲で見る

出典

  1. Heng DY, et al. Prognostic factors for overall survival in patients with metastatic renal cell carcinoma treated with vascular endothelial growth factor-targeted agents: results from a large, multicenter study. J Clin Oncol. 2009;27(34):5794-5799.(本文)(原典未見) PMID: 19826129[原著]
  2. Heng DY, et al. External validation and comparison with other models of the International Metastatic Renal-Cell Carcinoma Database Consortium prognostic model: a population-based study. Lancet Oncol. 2013;14(2):141-148.(序論、Table 1、Table 2) PMID: 23312463[原著]
  3. European Association of Urology. EAU Guidelines on Renal Cell Carcinoma(Limited update March 2026). 2026.(節 6.6、表6.4(p.31)) https://uroweb.org/guidelines/renal-cell-carcinoma[ガイドライン]

確認日: 2026-10-21

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。