輸液の終了時刻・逆算
開始時刻・量・流量から終わる時刻を、終わらせたい時刻から必要な流量を求める
終わる時刻 あと 3 項目
所要時間 あと 2 項目
必要な流量 あと 3 項目
計算式
- 所要時間(時間)= 量(mL)÷ 流量(mL/h)
- 終わる時刻 = 開始の時刻 + 所要時間(分に直して足す。24時を過ぎたら翌日の時刻)
- 必要な流量(mL/h)= 量(mL)÷ 開始から終わらせたい時刻までの時間(時間)。終わらせたい時刻が開始と同じか前の時刻なら、翌日の時刻として数える(同じ時刻は24時間後)
注意
- 流量が一定のまま続く前提の計算。途中で流量を変えたとき、止まっていた時間(一時停止・閉塞の警報など)は含まない。変えたら、残りの量と変えた時刻から計算し直す
- 逆算した流量を丸めて設定すると、終わる時刻は少しずれる。設定できる流量の刻みは機種で違う(小数点以下を設定できない機種があり、報告書にはそうした機種に統一する医療機関の改善策が載っている)。実際の流量は、医師の指示と施設の手順、機器の取扱説明書に従う
- 輸液ポンプは流量と予定量を設定する。積算量が予定量に達すると停止する。予定量に数値を入れずに開始できる機種があり、気泡検出器に不具合があると、輸液が空になっても止まらなかった事例が報告されている。予定量を入れて使うことが大切とされる(日本医療機能評価機構の報告書)
- 流量の桁を取り違えた事例(4.1 mL/h を 41 mL/h と入力など)が報告されている。ポンプに入れる前に、このツールで出した数と、指示の流量・予定量を見比べる。設定の値は声に出して確認し、ダブルチェックする
- 24時間をこえる輸液の終了は「2日後 9:00」のように表示する。終わらせたい時刻からの逆算は、24時間以内だけ
出典
- 量と時間の換算: 流量(mL/h)= 量(mL)÷ 時間(h)。所要時間(h)= 量(mL)÷ 流量(mL/h)。1時間 = 60分。終わる時刻 = 開始の時刻 + 所要時間。時刻は24時間で一周する(24時を過ぎたら翌日)[式の導き方]
- 日本医療機能評価機構 医療事故防止事業部. 医療事故情報収集等事業 第61回報告書(2020年1月〜3月). 分析テーマ【2】輸液ポンプ・シリンジポンプの設定に関連した事例.(p.48・p.55・p.57・p.58) https://www.med-safe.jp/pdf/report_2020_1_T002.pdf[解説・総説]
確認日: 2026-10-12
免責
この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。