臨床計算ツール

K 式スケール(金沢大学式褥瘡発生予測スケール)

寝たきりの高齢者の褥瘡の発生を、前段階要因と引き金要因で見る

あと 3 項目

前段階要因 1: 自力体位変換ができない

自力で体位変換できない、体位変換の意思を伝えられない、「得手体位」がある(例)

前段階要因 2: 骨突出がある

仙骨部の体圧が 40 mmHg 以上。測れないときは、仙骨・尾骨・坐骨結節・大転子・腸骨稜の骨突出、上肢・下肢の拘縮、円背で判断する(例)

前段階要因 3: 栄養状態が悪い

アルブミン・総蛋白を測り、アルブミン 3.0 g/dL、総蛋白 6.0 g/dL を目安にする(K 式スケールの解説〈岡田 2013〉の図の表記は「3.0↓」「6.0↓」で、以下か未満かは書かれていない)。アルブミン・総蛋白を測れないときは、腸骨突出 40 mm 以下。それも測れないときは、浮腫・貧血、自分で食事を食べない、必要カロリーを摂取していない(摂取経路は問わない)で判断する(例)

基準

  • 前段階要因: 自力体位変換ができない
  • 前段階要因: 骨突出がある
  • 前段階要因: 栄養状態が悪い
  • 引き金要因: 体圧
  • 引き金要因: 湿潤
  • 引き金要因: ずれ

注意

  • 評価の対象は、日中(促さなければ)臥床している・自力で歩けない患者(前段階要因の3項目の前提)
  • K 式スケールは、寝たきりの入院高齢者を対象に作られた。K 式スケールの解説(岡田 2013)は、褥瘡予防・管理ガイドラインで「寝たきり入院高齢者には、K 式スケールを使用してもよい」(推奨度 C1。第3版の記述)としている
  • 各項目は Yes で1点。前段階要因は患者がふだんから持っている要因、引き金要因は急に起こる要因の開始。引き金要因は、前段階要因が1つ以上あるときに評価する(この計算では、前段階要因がなければ引き金要因を入力しない)
  • 在宅の療養者には、介護力の項目を加えた在宅版 K 式スケールがある。この計算は在宅版ではない

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。