K6(心理的ストレス反応の尺度)
過去30日の心理的ストレス反応を、6項目(各0〜4点)の合計 0〜24 点で評価する
あと 6 項目
注意
- 6項目を各0〜4点(全くない0・少しだけ1・ときどき2・たいてい3・いつも4)で足した合計(0〜24点)で、心理的ストレス反応の強さの目安にする。診断の道具ではなく、気分・不安などの問題がありうる人を拾う質問票
- 13点の区切りは、米国ボストン都市圏の便宜標本(155人)で行った方法の研究(Kessler 2003。全国調査〈NHSDA〉で使う尺度を選ぶ研究)が、重症精神疾患(SMI。物質使用障害を除く、12か月以内の DSM-IV の精神疾患の診断があり、機能の評価(GAF)が60未満)を見分ける最適な区切りとして出した(0〜12点とそれ以上)。この研究で、SMI の見分けの感度は0.36・特異度は0.96。全国の代表標本での結果ではない
- 日本では、5点・9点の区切りも使われる。厚生労働科学研究費の報告書(川上ら)は、5点以上を「心理的ストレス相当」(Sakurai 2011)、9点以上を「気分・不安相当」(Furukawa 2008)、13点以上を「重症精神疾患相当」(Kessler 2003)の3つの基準として使う。この画面では、日本の研究による5点・9点の区切りの間を分けない
- 東日本大震災の被災地の研究(川上ら)では、気分・不安障害の診断を基準にした K6 の判別力は中程度以下(曲線下面積 0.69〜0.71)で、低〜中の得点の解釈に注意が要るとされた。災害後など、状況によって得点の意味が変わりうる
- 日本語版は、古川・川上・金が back-translation で作り、一般住民の調査(世界精神保健日本調査)で原版とほぼ同等の判別力が確かめられた(Furukawa 2008)。質問する期間は過去30日(調査によって「最近1か月」と書くこともある)。画面の項目の文は日本語版を言い換えたもので、日本語版そのものの文ではない(妥当性の検証は日本語版の文での結果)
出典
- Kessler RC, Andrews G, Colpe LJ, et al. Short screening scales to monitor population prevalences and trends in non-specific psychological distress. Psychol Med. 2002;32(6):959-976.(抄録)(原典未見)[原著]
- Kessler RC, Barker PR, Colpe LJ, et al. Screening for serious mental illness in the general population. Arch Gen Psychiatry. 2003;60(2):184-189.(抄録、結果(K6 の採点と最適な区切り)) PMID: 12578436、DOI: 10.1001/archpsyc.60.2.184、https://jamanetwork.com/journals/jamapsychiatry/fullarticle/207204[原著]
- Furukawa TA, Kawakami N, Saitoh M, et al. The performance of the Japanese version of the K6 and K10 in the World Mental Health Survey Japan. Int J Methods Psychiatr Res. 2008;17(3):152-158.(抄録)(原典未見) PMID: 18763695、DOI: 10.1002/mpr.257、https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6878390/[原著]
- 川上憲人, 坂田清美, 下田陽樹. 被災者における K6 尺度の心理測定的特性の検討. 厚生労働行政推進調査事業費補助金(健康安全・危機管理対策総合研究事業)分担研究報告書.(方法の1)K6 調査票、付録、図) https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2017/173061/201726019A_upload/201726019A0011.pdf[解説・総説]
上記の資料をもとに、当ツールが編集・加工して作成しました(国・作成元が作成したものではありません)
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確認日: 2026-10-21
免責
この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。