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Killip 分類(急性心筋梗塞の心不全の重症度)

急性心筋梗塞(急性冠症候群)で、肺のラ音・Ⅲ音・ショックの所見から心不全の重症度を4つのクラスに分ける

あと 1 項目

クラス(聴診などの所見から、当てはまるもの1つ)

クラスⅠ(ポンプ失調なし)

クラスⅡ(軽度〜中等度の心不全)

クラスⅢ(重症心不全・肺水腫)

クラスⅣ(心原性ショック)

注意

  • 急性心筋梗塞(急性冠症候群)の身体所見から、心不全の重症度を4つのクラスに分ける分類。日本循環器学会のガイドラインは、主に聴診所見で重症度を評価でき、予後の予測にも有用とする
  • クラスⅡとⅢは、ラ音が聴こえる範囲(全肺野の 50% が目安)で分ける。クラスⅡはラ音の範囲が 50% 未満のとき、またはⅢ音が聴こえるとき。ガイドラインの表は各クラスの所見を並べるだけで、複数のクラスの所見が重なるときの決め方は書いていない
  • クラスⅣは、心原性ショックの所見をそろえて選ぶ。ガイドラインは、心原性ショックを「30分以上続く血圧 90 mmHg 未満の低血圧で、末梢の循環不全の徴候を伴うもの」と定義する一方、血圧が 90 mmHg 以上でも組織の低灌流の所見があればプレショックとして、ショックと同様に対応するとしている。血圧の数だけでクラスⅣとは決めない
  • Ⅲ音は、左室の充満圧が上がった重い左室機能の低下を反映する所見で、この分類の評価に使う
  • 再灌流療法を中心にした治療の進歩で、ショックを合併した患者でも生存率が上がることが示されている(ガイドライン)

出典

  1. Killip T 3rd, Kimball JT. Treatment of myocardial infarction in a coronary care unit. A two year experience with 250 patients. Am J Cardiol. 1967;20(4):457-464.(本文)(原典未見) PMID: 6059183[原著]
  2. 日本循環器学会/日本冠疾患学会/日本胸部外科学会/日本集中治療医学会/日本心血管インターベンション治療学会/日本心臓血管外科学会/日本心臓病学会/日本心臓リハビリテーション学会/日本不整脈心電学会合同研究班. 急性冠症候群ガイドライン(2018年改訂版). 班長: 木村一雄. 2019年3月29日発行(2022年12月9日更新).(表3(p.19)、1.3.2 聴診所見(p.19〜20)、1.8.1 STEMI の予後に影響する因子(p.27)) https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2018/11/JCS2018_kimura.pdf[ガイドライン]

確認日: 2026-10-15

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。