レジオネラ肺炎予測スコア
市中肺炎でレジオネラ肺炎を疑う6項目のスコア(日本呼吸器学会)
あと 6 項目
注意
- 成人の市中肺炎(CAP)で、レジオネラ肺炎を拾い上げて治療方針を決めるためのスコア(成人肺炎診療ガイドライン2024 の表5。市中肺炎の章)。ガイドラインは、細菌性肺炎疑いの例や鑑別困難な例のなかにレジオネラ属が含まれる場合があるので、このスコアの活用を推奨している
- ガイドラインは、レジオネラ肺炎は重症化する頻度が他の呼吸器病原体より高いことから、特異度より感度を重視して、3点以上でレジオネラ肺炎を疑うとした。スコアの中央値は、レジオネラ肺炎で4点、肺炎球菌性肺炎で2点、マイコプラズマ肺炎で1点、COVID-19 肺炎で2点、原因菌不明肺炎で2点で、レジオネラ肺炎で有意に高かった(ガイドラインの本文)
- 表5の参考所見の低リン血症は、点数に入らない。点数の6項目は、ガイドラインが「実地医家で汎用する項目」にとどめたものとする
- 欧米で試みられてきた臨床的な診断の方法は、本邦のレジオネラ肺炎には応用が難しいとされ、このスコアが本邦の研究(Miyashita ら)から作られた(ガイドラインの本文)。海外の別のスコア(Fiumefreddo らのスコアなど)とは項目も基準も違う
出典
- 日本呼吸器学会 成人肺炎診療ガイドライン2024作成委員会編. 成人肺炎診療ガイドライン2024. 日本呼吸器学会; 2024.(市中肺炎の章 表5(p.33)、本文 B. レジオネラ肺炎の臨床診断(pp.33-34)、外来患者での抗菌薬の選択(pp.35-36)) https://www.jrs.or.jp/publication/file/adult_pneumonia_2024v5.pdf[ガイドライン]
- Miyashita N, Higa F, Aoki Y, et al. Clinical presentation of Legionella pneumonia: evaluation of clinical scoring systems and therapeutic efficacy. J Infect Chemother. 2017;23:727-732.(全文)(原典未見)[原著]
- Miyashita N, Horita N, Higa F, et al. Diagnostic predictors of Legionella pneumonia in Japan. J Infect Chemother. 2018;24:159-163.(全文)(原典未見)[原著]
- Miyashita N, Horita N, Higa F, et al. Validation of a diagnostic score model for the prediction of Legionella pneumophila pneumonia. J Infect Chemother. 2019;25:407-412.(全文)(原典未見) PMID: 30935766[原著]
確認日: 2026-10-15
免責
この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。