腰痛の red flag
急性腰痛症以外の緊急性の高い疾患を考えるときに確かめる15項目
あと 15 項目
基準
- 年齢が20歳未満、または50歳以上
- 安静時痛がある
- きっかけのない痛み
- 外傷をきっかけにした痛み
- 最近の尿路・皮膚感染症、または腰椎周辺の穿通性外傷
- 胸背部痛がある
- 担癌・ステロイド・HIV(免疫不全)
- 全身倦怠感がある
- 体重減少・盗汗・発熱
- 進行する神経所見がある
- 腰部の変形所見がある
- 一側の下肢痛が腰痛より強い
- 膝より下へ放散する痛みがある
- 肛門周囲の感覚が低下している
- 4〜6週以上、治療に反応しない
注意
- 急性腰痛症以外の緊急性の高い疾患を考えるときに確かめる項目の一覧で、重みづけや点数は無い。腰痛の原因は整形外科の疾患だけではなく、血管系(大動脈瘤・大動脈解離・脊椎硬膜外血腫など)、感染症(椎体炎・椎間板炎・骨髄炎・硬膜外膿瘍・腸腰筋膿瘍など)、腫瘍(原発性・転移性・多発性骨髄腫)なども含まれる。緊急性を伴うものは腰痛のうち3〜5%とされる
- 馬尾症候群(膀胱直腸障害、会陰部周囲のサドル状の感覚低下、両下肢の麻痺)がある場合は、原因にかかわらず緊急手術が勧められる。大動脈解離・大動脈瘤の切迫破裂も緊急の処置が要る。この15項目の結果とは別に、これらの徴候を確かめる
- 年齢の区切りには別の線引きもあり、発症年齢が20歳未満または55歳を超える場合を挙げる一覧もある(ここでは50歳以上)。項目の数や並びも一覧によって違い、尿路や皮膚の感染症・外傷などを挙げない一覧もある
- 腰痛の画像検査を勧めるリスクの条件(進行する神経症状・全身症状・外傷がきっかけの腰痛・悪性腫瘍の合併・50歳以上・感染のリスク・骨粗鬆症のいずれか)は、この15項目とは別の一覧
免責
この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。