臨床計算ツール

リンパ腫の治療効果判定(Lugano 分類 2014)

PET-CT の 5 段階評価、または CT での標的病変の大きさの変化・測定していない病変・脾臓・新しい病変・骨髄から、完全奏効・部分奏効・安定・進行に分ける(Lugano 分類)

あと 1 項目

判定に使う画像

原著の表は、PET-CT による判定と CT による判定を別の列で示す。選んだ側の列だけで判定する。原著は、FDG 集積性の組織型は PET-CT で、集積の低い、またはばらつきのある組織型は CT で判定すると書く

計算した値

  • (ベースラインの SPD − 今の SPD)÷ ベースラインの SPD × 100。小数第 2 位に四捨五入してから基準(50%)と比べる
  • (今の LDi × SDi − ナディアの LDi × SDi)÷ ナディアの LDi × SDi × 100。小数第 2 位に四捨五入してから基準(50%)と比べる
  • (今の LDi − ナディアの LDi)と(今の SDi − ナディアの SDi)の大きいほう。小数第 3 位に四捨五入してから基準と比べる

基準

  • PET-CT: 5 段階評価が 1〜3(残存腫瘤があってもよい)
  • PET-CT: 5 段階評価が 4 または 5で、集積がベースラインより低下
  • PET-CT: 5 段階評価が 4 または 5で、集積に有意な変化がない
  • PET-CT: 5 段階評価が 4 または 5で、集積がベースラインより強まった
  • PET-CT: リンパ腫による新しい FDG 集積の病巣がある
  • PET-CT: 新しい FDG 集積の病巣がない
  • PET-CT: 骨髄に新たな、または再発した FDG 集積病巣がある
  • CT: 標的リンパ節・リンパ節塊が LDi 1.5 cm 以下
  • CT: 標的病変の SPD が 50% 以上減少
  • CT: 1 つの病変が、LDi 1.5 cm 超・PPD がナディアから 50% 以上増加・LDi か SDi がナディアから基準以上増加(2 cm 以下は 0.5 cm、2 cm 超は 1.0 cm)
  • CT: 節外の病変がない
  • CT: 測定していない病変が消失
  • CT: 測定していない病変が消失・正常化・縮小のどれか(増大なし)
  • CT: 測定していない病変の新規出現または明らかな進行
  • CT: 脾臓が正常の大きさ
  • CT: 脾臓が正常、または腫大が 50% を超えて縮小
  • CT: 脾腫の新規出現・再発で、進行に当たる増大
  • CT: 新しいリンパ節が 1.5 cm を超える
  • CT: 新しい節外病変が 1.0 cm を超える
  • CT: ほかの新しい病変(再増大・小さくても明らかなもの)
  • CT: 新しい病変がない
  • CT: 骨髄が正常
  • CT: 骨髄に新たな、または再発した浸潤
  • CT: 標的病変の SPD の減少が 50% 未満

注意

  • 5 段階評価の点数 3 は、標準的な治療では予後が良いことが多い(特に治療の途中の評価)。ただし PET の結果で治療を減らす試験では、不十分な反応として扱うほうがよいことがある(表の脚注)
  • Waldeyer 輪と一部の節外病変では、完全奏効でも集積が縦隔を超えることがある。周囲の正常な生理的集積を超えなければよい(表の脚注)
  • 標的病変は、測定できる大きなリンパ節・節外病変から最大 6 個を、できるだけ異なる部位から選ぶ(表の脚注)。測定していない病変は、標的にしなかった病変と、胸水・腹水・骨病変など評価できる病変
  • 表の CT の列の見出しは、完全奏効と部分奏効が「all of the following」、進行が「requires at least 1 of the following」。安定の見出しに条件の数の指定はない。PET-CT の列の見出しは条件の数を書かず、PET-CT の合わせ方(進行はどれか 1 つ、完全・部分は全部)は読みの取り決め。この画面は、進行の条件のどれにも当たらず、CT の SPD の減少が 50% 未満のものを安定とした
  • リンパ節が奏効している状況で骨髄に局所の変化が続くときは、MRI・生検・期間をおいた再撮像での追加評価を考える(表の PET-CT の部分奏効の骨髄の欄)
  • PET-CT の列では、測定していない病変と臓器の腫大の欄は「該当しない」。CT の列では、骨髄は部分奏効と安定の欄が「該当しない」(骨髄の正常は完全奏効、新たな、または再発した浸潤は進行の条件)

出典

  1. Cheson BD, Fisher RI, Barrington SF, Cavalli F, Schwartz LH, Zucca E, Lister TA. Recommendations for initial evaluation, staging, and response assessment of Hodgkin and non-Hodgkin lymphoma: the Lugano classification. J Clin Oncol. 2014;32(27):3059-3068.(Table 3(Revised Criteria for Response Assessment)と脚注) PMID: 25113753、DOI: 10.1200/JCO.2013.54.8800、https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4979083/[原著]

確認日: 2026-10-16

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。