臨床計算ツール

Maroni の式(推定たんぱく質摂取量)

1日の尿中尿素窒素排泄量(蓄尿)と体重から、1日のたんぱく質摂取量を推定する

あと 2 項目

1〜25
g/日

1日分の蓄尿で測った、尿素に含まれる窒素の量(尿素そのものの量ではない)。濃度(mg/dL)と1日尿量(L)で分かっているときは、濃度 × 尿量 ÷ 100(例: 700 mg/dL × 1.5 L ÷ 100 = 10.5 g/日)。例: 8.0

30〜150
kg

体重(kg)。例: 60.0

計算式

  • 推定たんぱく質摂取量(g/日)=[1日尿中尿素窒素排泄量(g/日)+ 0.031 × 体重(kg)]× 6.25
  • 尿中尿素窒素排泄量を濃度と尿量で持っているときは、1日尿中尿素窒素排泄量(g/日)= 濃度(mg/dL)× 1日尿量(L)÷ 100

注意

  • 1日分の蓄尿で測った尿中尿素窒素排泄量を使う。日本腎臓学会の基準は、たんぱく質制限を行うとき、血清クレアチニンや BUN の変化とあわせて、蓄尿によるこの式で推定摂取量を評価することが重要だと述べる
  • この式は、窒素出納が平衡状態であることを前提にしている。たんぱく質やエネルギーの摂取量が足りないとき、ステロイド療法や熱傷などで体のたんぱく質の異化が進んでいるときは、実際の摂取量を多く見積もる
  • 日本腎臓学会の基準は、式の体重を「体重(kg)」とだけ書き、現体重か標準体重かは示していない。尿中尿素窒素は、尿素に含まれる窒素の量で、尿素の量ではない

出典

  1. Maroni BJ, Steinman TI, Mitch WE. A method for estimating nitrogen intake of patients with chronic renal failure. Kidney Int. 1985;27(1):58-65.(原典未見) PMID: 3981873、DOI: 10.1038/ki.1985.10[原著]
  2. 日本腎臓学会編. 慢性腎臓病に対する食事療法基準 2014年版. 日腎会誌. 2014;56(5):553-599.(成人の節 p.567(Maroni の式の囲みと前後の本文)) https://cdn.jsn.or.jp/guideline/pdf/CKD-Dietaryrecommendations2014.pdf[ガイドライン]
  3. 単位の換算(濃度 mg/dL × 尿量 L ÷ 100 = g/日)。濃度 C mg/dL は 10 × C mg/L で、尿量 V L なら 10 × C × V mg = C × V ÷ 100 g。(画面の hint の換算)[式の導き方]

確認日: 2026-10-16

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。