臨床計算ツール

Mayo Clinic 病期分類(2012年改訂版)

ALアミロイドーシスの診断時の予後を、NT-proBNP・トロポニン T・dFLC の3項目でⅠ〜Ⅳ期に分ける

あと 3 項目

0〜35000
pg/mL

BNP ではなく NT-proBNP の値を入れる

0〜1
ng/mL

従来法のトロポニン T の値(ng/mL)を入れる。高感度トロポニン T の値(ng/L)やトロポニン I は、この基準では使えない

0〜5000
mg/L

血清遊離軽鎖(FLC)の、腫瘍クローンの型(involved)の値から、もう一方の型(uninvolved)の値を引いた差。原著は mg/dL(18 mg/dL 以上)、この画面は mg/L(180 mg/L 以上)

注意

  • 新しく診断されたALアミロイドーシスの診断時に使う分類。原著の導出集団は新規診断の810人(うち遊離軽鎖の値がある758人で病期を出した)
  • 3つの基準値は導出集団の中央値から決めたもの。トロポニン T は従来法の測定(ng/mL)の値。高感度トロポニン T(ng/L)などの別の測定法には、この画面の基準値をそのまま当てはめない
  • NT-proBNP は腎機能の影響を受ける。原著は血清クレアチニン 1.5 mg/dL 以下と超で分けて調べ、どちらでも 1,800 pg/mL 以上の方が全生存期間の中央値が短かった(10.5 か月と 11.3 か月)
  • NT-proBNP の代わりに BNP を使う場合の基準も原著は検討しているが、この画面は NT-proBNP だけを受け付ける
  • 病期は予後の目安で、治療の選び方を決めるものではない。診断時の1回の値で出す

出典

  1. Kumar S, Dispenzieri A, Lacy MQ, et al. Revised prognostic staging system for light chain amyloidosis incorporating cardiac biomarkers and serum free light chain measurements. J Clin Oncol. 2012;30(9):989-995.(抄録、Results の Development of a Prognostic Model、Discussion) PMID: 22331953、DOI: 10.1200/JCO.2011.38.5724、https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC3675680/[原著]
  2. 日本循環器学会ほか. 2020年版 心アミロイドーシス診療ガイドライン. 2020.(第1章 2. ALアミロイドーシス(p.12)) https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/04/JCS2020_Kitaoka.pdf[ガイドライン]
  3. dFLC の単位の換算: 18 mg/dL = 180 mg/L(1 dL = 0.1 L なので mg/dL の数を10倍する)。日本循環器学会の2020年版ガイドラインは「わが国では 180 mg/L の表記が使用される」と書く。NT-proBNP の pg/mL と ng/L、トロポニン T の ng/mL と μg/L は数が同じ[式の導き方]

確認日: 2026-10-15

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。