臨床計算ツール

MELD

肝移植の待機者などの重症度を、クレアチニン・総ビリルビン・PT-INR から出す(日本の選択基準の手順。新しい式 MELD 3.0 もある)

あと 4 項目

0.3〜15
mg/dL

小数第2位まで入れてよい(計算では小数第2位を四捨五入して小数第1位にする)。1.0 未満は 1.0、4.0 を超える値は 4.0 として計算する。例: 1.24

0.2〜30
mg/dL

1.0 未満は 1.0 として計算する。例: 2.4

0.8〜5

小数第2位まで入れてよい(計算では小数第2位を四捨五入して小数第1位にする)。1.0 未満は 1.0 として計算する。例: 1.5

透析中

「はい」のとき、クレアチニンは 4.0 として計算する。透析の回数の定めは資料により違う(米国の定義は直近1週間に2回以上)

計算式

  • MELD = 9.57 × ln(クレアチニン) + 3.78 × ln(総ビリルビン) + 11.20 × ln(PT-INR) + 6.43。最後に四捨五入して整数にする
  • クレアチニン(mg/dL)・総ビリルビン(mg/dL)・PT-INR は、小数第2位を四捨五入して小数第1位にしてから使う(日本の肝臓移植の選択基準の手順)。その値が 1.0 未満なら 1.0 とし、クレアチニンは 4.0 を超えたら 4.0 とする。透析中ならクレアチニンは 4.0 として計算する

注意

  • この式は、日本の肝臓移植の選択基準が使っている式(ナトリウム・アルブミンを含まない)。2021年には、性別とアルブミンを加えた新しい式 MELD 3.0 が報告され、報告した著者らは、MELD-Na より死亡の予測が全般に正確だったとし、配分の優先順位づけで現行の版に置き換えることを提案した(別の計算「MELD 3.0」)
  • この式にはナトリウムが入らない。ナトリウムを加えた式は、別の計算「MELD-Na」
  • 透析の回数の定めは、資料により書き方が違う(「直近1週間に2回以上」とするものと、回数を書かず「透析時」とするもの)。ここでは、透析中ならクレアチニンを 4.0 とする
  • 日本の選択基準に合わせ、検査値は小数第2位を四捨五入して小数第1位にしてから計算する。小数第2位のまま計算する計算機とは、1点違うことがある

出典

  1. Kamath PS, Wiesner RH, Malinchoc M, Kremers W, Therneau TM, Kosberg CL, D'Amico G, Dickson ER, Kim WR. A model to predict survival in patients with end-stage liver disease. Hepatology. 2001;33(2):464-470.(原典未見) PMID: 11172350、DOI: 10.1053/jhep.2001.22172[原著]
  2. 厚生労働省 臓器移植委員会資料. 肝臓移植希望者(レシピエント)選択基準. 厚生労働省.(2. 優先順位(3)医学的緊急性) https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001305084.pdf[ガイドライン]

    上記の資料をもとに、当ツールが編集・加工して作成しました(国・作成元が作成したものではありません)

  3. Kim WR, Mannalithara A, Heimbach JK, Kamath PS, Asrani SK, Biggins SW, Wood NL, Gentry SE, Kwong AJ. MELD 3.0: The Model for End-stage Liver Disease Updated for the Modern Era. Gastroenterology. 2021;161(6):1887-1895.e4.(Methods(MELD の式と検査値の扱い)、Discussion) PMID: 34481845、DOI: 10.1053/j.gastro.2021.08.050、https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8608337/[原著]

確認日: 2026-10-15

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。