臨床計算ツール

MGFA 分類(重症筋無力症の重症度 Class I〜V)

重症筋無力症の重症度を、おかされる筋(眼筋・四肢体幹・口咽頭呼吸)と程度で Class I〜V(II〜IV は a・b)に分ける

あと 1 項目

筋力低下の範囲と程度に当たるクラスを1つ

眼筋以外の筋力低下の程度(軽度・中等度・高度)と、四肢・体幹が主か、口咽頭・呼吸が主かで選ぶ。眼の症状の程度は Class II 以上では問わない

眼筋型

軽度・四肢体幹が主

軽度・口咽頭呼吸が主

中等度・四肢体幹が主

中等度・口咽頭呼吸が主

高度・四肢体幹が主

高度・口咽頭呼吸が主

気管挿管

注意

  • 診療ガイドライン 2022 は、MGFA 分類を、現在にいたるまでの最重症時の状態で患者を分類する方法とし、治療の評価に用いるべきものではない、と書く。例として、過去にクリーゼで挿管されたことがある患者は、現在無症状でも MGFA 分類は V になる
  • 重症度を付ける時点の書き方は資料で違う。厚生労働省の指定難病 11 の留意事項は、治療開始後の重症度は、適切な医学的管理の下で治療が行われている状態で、直近 6 か月間で最も悪い状態を医師が判断する、と書く。ガイドライン 2022 の「現在にいたるまでの最重症時」とは言い方が違う
  • 指定難病 11 の重症度分類は、MGFA clinical classification の Class I 以上を対象とする。重症度が一定以上に当たらなくても、高額な医療を継続する必要がある場合は医療費助成の対象にする、とも書く(留意事項 3)
  • Class II・III・IV の a と b は、おかされる筋の主な範囲(a: 四肢・体幹、b: 口咽頭・呼吸)で分ける。筋力低下の程度(軽度・中等度・高度)の区切りを数値で定めた資料は、読んだ範囲に無い

出典

  1. 厚生労働省. 指定難病 11 重症筋無力症(概要、診断基準等). 情報提供元: 「神経免疫疾患のエビデンスによる診断基準・重症度分類・ガイドラインの妥当性と患者 QOL の検証研究班」.(<重症度分類><MGFA clinical classification>、要件の判定に必要な事項 6、留意事項(p.4-5)) https://www.mhlw.go.jp/content/10905000/001173447.pdf[ガイドライン]

    上記の資料をもとに、当ツールが編集・加工して作成しました(国・作成元が作成したものではありません)

  2. 日本神経学会 監修, 「重症筋無力症/ランバート・イートン筋無力症候群診療ガイドライン」作成委員会 編. 重症筋無力症/ランバート・イートン筋無力症候群診療ガイドライン 2022. 2022.(CQ 3-2「表1 MGFA 分類」(ガイドライン p.26、PDF p.40)と解説) https://neurology-jp.org/guidelinem/pdf/mg_2022.pdf[ガイドライン]
  3. Myasthenia Gravis Foundation of America. MGFA Clinical Classification(1頁の資料).(Class I〜V) https://myasthenia.org/Portals/0/MGFA%20Classification.pdf[ガイドライン]
  4. Jaretzki A 3rd, Barohn RJ, Ernstoff RM, et al.; Task Force of the Medical Scientific Advisory Board of the Myasthenia Gravis Foundation of America. Myasthenia gravis: recommendations for clinical research standards. Neurology. 2000;55(1):16-23.(原典未見) PMID: 10891897[原著]

確認日: 2026-10-16

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。