臨床計算ツール

mRS(modified Rankin Scale)

脳卒中のあとの障害の程度(日常生活の自立の程度を0〜6の7段階で評価)

あと 1 項目

障害の程度(日常生活の自立の程度で、当たる段階を1つ)

0:まったく症候がない

1:症候はあるが明らかな障害はない

2:軽度の障害

3:中等度の障害

4:中等度から重度の障害

5:重度の障害

6:死亡

注意

  • 脳卒中のあとの障害の程度と、行動の制限を、0(まったく症候がない)から5(重度の障害)の6段階で評価し、死亡を6とする7段階。選んだ1つの段階がそのまま結果で、点数の合計はない
  • 判定は、患者の日常生活の様子を聞き取って決める。日本語版の判定基準書は、段階ごとの判断の目安と、対応する10項目の問診票(脳卒中 2007 の表2)を示している。この計算は段階の選択だけで、問診票には沿わない
  • 段階の境目付近の判定は、評価者によってばらつきやすい。日本語版の判定基準書と問診票を使った評価は、評価者間・評価者内とも一致が高かった(級内相関係数 0.9 前後)
  • 「介助」には、手を貸すこと、声かけでの指示、そばでの見守りが含まれる。歩行は主に平地を歩けるかで判定し、杖や歩行器など歩くための補助具を使うことは介助に数えない(日本語版の判定基準書の注)
  • この計算は、判定基準書の6段階(0〜5)に標準の7段階の 6(死亡)を足している。日本語版の判定基準書は、評価者間・評価者内の一致を確かめた対象が脳梗塞の患者(46例)で、ほかの疾患で評価するときは同じ一致が得られるとは限らない

出典

  1. van Swieten JC, Koudstaal PJ, Visser MC, Schouten HJ, van Gijn J. Interobserver agreement for the assessment of handicap in stroke patients. Stroke. 1988;19(5):604-607.(抄録)(原典未見) PMID: 3363593[原著]
  2. 篠原幸人, 峰松一夫, 天野隆弘, 大橋靖雄, mRS 信頼性研究グループ. modified Rankin Scale の信頼性に関する研究 ―日本語版判定基準書および問診票の紹介―. 脳卒中. 2007;29(1):6-13.(表1 判定基準書、表2 問診票) DOI: 10.3995/jstroke.29.6、https://www.jstage.jst.go.jp/article/jstroke/29/1/29_1_6/_article/-char/ja/[解説・総説]
  3. Pożarowszczyk N, Kurkowska-Jastrzębska I, Sarzyńska-Długosz I, Nowak M, Karliński M. Reliability of the modified Rankin Scale in clinical practice of stroke units and rehabilitation wards. Front Neurol. 2023;14:1064642.(Introduction) DOI: 10.3389/fneur.2023.1064642、https://www.frontiersin.org/journals/neurology/articles/10.3389/fneur.2023.1064642/full[解説・総説]

確認日: 2026-10-13

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。