臨床計算ツール

NRS 2002(栄養リスクのスクリーニング)

入院患者の栄養リスクを、栄養状態・疾患の重症度・年齢の点数で調べる

あと 3 項目

栄養状態の障害(体重減少・BMI・食事量)

当てはまるもののうち、点数が高いほうを選ぶ。原典の表で、食事量の範囲は一部重なっている(50〜75%と25〜60%など)

疾患の重症度(栄養必要量の増加の目安)

診断名の例は原典の表のもの。表にない病態は、栄養必要量の増え方に近い段階を選ぶ(目安の患者像は注意の欄)

18〜100
歳

70歳以上は、栄養状態と疾患の重症度の合計に1点を足す

注意

  • NRS 2002 は入院患者の栄養リスクを見つけるスクリーニング。栄養状態の診断や、栄養療法の内容を決める基準ではない(原典は、リスクのある患者に栄養ケア計画を始めるとしている)
  • 原典の手順は、まず4つの質問(BMI 20.5 未満か・この3か月で体重が減ったか・この1週間で食事量が減ったか・重い病気〈集中治療など〉か)に答え、1つでも「はい」なら、この計算の表(最終のスクリーニング)に進む。4つすべて「いいえ」なら、週に1回、再スクリーニングする。この計算は最終のスクリーニングの表の点数を出す
  • 栄養リスクは、いまの栄養状態と、病気による栄養必要量の増加で、その状態が悪くなるリスクで決まる、と原典は説明している
  • 原典の栄養ケア計画の対象は、(1) 高度の栄養障害(3点)、(2) 高度の重症度(3点)、(3) 中等度の栄養障害+軽度の重症度(2点+1点)、(4) 軽度の栄養障害+中等度の重症度(1点+2点)の患者
  • 疾患の重症度の目安の患者像(原典): 1点は、慢性疾患で合併症のため入院し、体は弱いが定期的にベッドから離れられる患者。2点は、病気のためベッドから離れられない患者(腹部の大手術の後など)。3点は、人工呼吸などを受けている集中治療室の患者
  • 年齢の1点は、70歳以上のとき、栄養状態と疾患の重症度の合計に足す
  • 原典は、体重や身長を測れないときや、体液の異常があるときは、別の測り方(主観的な基準を含む)で使えるとしている。この計算は表の数値の基準のまま

出典

  1. Kondrup J, Allison SP, Elia M, Vellas B, Plauth M; Educational and Clinical Practice Committee, European Society of Parenteral and Enteral Nutrition (ESPEN). ESPEN Guidelines for Nutrition Screening 2002. Clin Nutr. 2003;22(4):415-421.(Table 1・Table 2(p.420)、p.419) PMID: 12880610、DOI: 10.1016/S0261-5614(03)00098-0、https://espen.org/documents/Screening.pdf[ガイドライン]

確認日: 2026-10-13

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。