臨床計算ツール

OH スケール(大浦・堀田スケール)

日本人の褥瘡の危険要因を、4項目の点数で調べる

あと 4 項目

自力体位変換能力

自力で体位変換できるかどうかを単純に決める。完全に「できる」、完全に「できない」のどちらでもないものは、すべて「どちらでもない」にする。できなくなった理由には、意識状態の低下・麻痺・老衰・疼痛・手術・麻酔・薬剤・看護ケアの必要などがある

病的骨突出(仙骨部)

簡易測定器(判定器)を当てて測る。判定に迷ったときは、予防の考え方から高めに評価する

浮腫

下肢・背中などで、指で押した跡(圧痕)の程度で判定する

関節拘縮

関節の動く範囲が制限されているかどうかで判定する

注意

  • OH スケールは、日本人特有の褥瘡発生の危険要因を基に作られた、褥瘡の危険要因を点数にするスケール。解説は、個体要因だけを評価していることを理解して使うよう述べている
  • 0点は、この4項目に危険要因がないという意味。皮膚の湿潤・栄養状態の低下などは、この4項目の点数に入らない(厚生労働省の「褥瘡対策に関する診療計画書」の危険因子の評価では、別の項目として評価する)
  • 判定に迷ったときは、予防の考え方から高めに評価する(解説の表の注)
  • 褥瘡予防・管理ガイドラインは、寝たきり高齢者には OH スケールを使用してもよい、としている(解説による。推奨度 C1。第3版の記述)
  • 合計点の区分ごとに、体圧分散マットレスの選択の目安がある。区分ごとの褥瘡の発症率は、原著の表を読めていないため載せない

出典

  1. 岡田克之. 特集 高齢者の褥瘡 1. 褥瘡のリスクアセスメントと予防対策. 日本老年医学会雑誌. 2013;50(5):583-591.(OH スケールの表は、大浦武彦, 堀田由浩編. 日本人の褥瘡危険要因[OHスケール]による褥瘡予防 第2版. 日総研出版; 2007 の表)(表2-1・表2-2(p.588)) https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/publications/other/pdf/clinical_practice_of_geriatrics_50_5_583.pdf[解説・総説]
  2. 堀田予防医学研究所. 危険要因(OHスケール)・判定とケア. 床ずれ・褥瘡予防対策(ウェブページ). 〈考案者の堀田氏の研究所〉(OHスケールの評価の表) https://tokozure.info/zyokusou-taisaku02.html[解説・総説]
  3. 創傷・褥瘡・熱傷ガイドライン策定委員会(褥瘡グループ). 創傷・褥瘡・熱傷ガイドライン―2 褥瘡診療ガイドライン(第3版). 日皮会誌. 2023;133(12):2735-2797.(解説2・2.1(p.2755)) https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/guideline/zyokusou2023.pdf[ガイドライン]

確認日: 2026-10-13

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。