臨床計算ツール

PPI(緩和ケアの予後予測 Palliative Prognostic Index)

終末期がん患者の生存を、PPS・経口摂取・浮腫・安静時の呼吸困難・せん妄の点数(0〜15)で見る。合計が 6 点より大きいかを、ガイドラインは3週間以内の死亡を見る区切りとしている

あと 5 項目

Palliative Performance Scale(PPS)

PPS は 10〜100 の10刻み。10〜20 のとき 4 点、30〜50 のとき 2.5 点、60 以上は 0 点。Karnofsky Performance Status(KPS)の値は、資料に PPS との読み替えが書かれていないので、そのまま入れない

経口摂取

消化管閉塞のために高カロリー輸液を受けているときは「正常」とする(表の注)

浮腫がある
安静時の呼吸困難がある
せん妄がある

原因が薬物単独のもの、臓器障害に伴わないものは含めない(表の記載)

注意

  • ガイドラインは、合計が 6 より大きい場合に患者が3週間以内に死亡する確率として、感度 80%・特異度 85%・陽性反応適中度 71%・陰性反応適中度 90% を書く。これは「6 より大きい」で切ったときの規則全体の数字で、個々の患者の予後を決めるものではない
  • 合計の区切りは「6 より大きい」(6 ちょうどは含めない)。この画面は、点が 0.5 刻みで足されるので、6.0 は区切りの内側(6 点以下)、6.5 は外側(6 より大きい)に入る
  • 日本緩和医療学会の輸液療法ガイドラインは、対象を、生命予後が約1か月以内と考えられる成人の固形がん患者(頭頸部癌・食道癌・肝硬変を伴う肝臓癌を除く)とし、約1か月以内かを判断するときの参考に PaP スコアや PPI などを挙げている。血液腫瘍の患者に使うときの根拠は、読んだ資料にない
  • 経口摂取の「中程度」と「著明」の区別は、資料が括弧書きで示す程度(数口以下か、減少しているが数口よりは多いか)で見る。判定は臨床の判断で、測り方の決まりは資料に書かれていない
  • せん妄の判定の仕方(診断の基準・尺度)は、資料に書かれていない。この画面は定義を足していない
  • Palliative Performance Scale(PPS)の評価は、起居・活動と症状・ADL・経口摂取・意識レベルで決まる(ガイドラインの表)。PPS の表そのものは、この画面に載せていない

出典

  1. Morita T, Tsunoda J, Inoue S, Chihara S. The Palliative Prognostic Index: a scoring system for survival prediction of terminally ill cancer patients. Support Care Cancer. 1999;7(3):128-133.(原典未見) DOI: 10.1007/s005200050242[原著]
  2. 日本緩和医療学会 緩和医療ガイドライン委員会 編. 終末期がん患者の輸液療法に関するガイドライン 2013年版. 金原出版; 2013.(Ⅰ章 はじめに 2 ガイドラインの使用上の注意 表2(生命予後の評価に用いられる基準〈2〉: Palliative Prognostic Index)) https://jspm.ne.jp/files/guideline/glhyd_2013/01_02.pdf[ガイドライン]

確認日: 2026-10-16

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。