PDAI(天疱瘡の重症度。指定難病 35)
天疱瘡の重症度を、皮膚 12 部位・頭皮・粘膜 12 部位の点(活動性。0〜250 点)の合計で軽症・中等症・重症に分ける。指定難病 35 の重症度分類
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注意
- 指定難病 35 の重症度分類は PDAI の合計で軽症・中等症・重症を決め、中等症以上を対象とする(概要・重症度分類)。治療を始めた後の重症度は、適切な医学的管理のもとで、直近6か月間で最も悪い状態を医師が判断する(留意事項 2)。症状が重症度分類に届かない人でも、高額な医療を継続する必要があれば医療費助成の対象になる(留意事項 3)
- 臨床調査個人票の PDAI は活動性の点だけで、皮膚 12 部位(最大 120 点)・頭皮(最大 10 点)・粘膜 12 部位(最大 120 点)の合計が最大 250 点。原著の PDAI には、炎症後の色素沈着などを拾う損傷の項目(13 点)もあり、満点は 263 点だが、指定難病の重症度分類は活動性の点の合計で判定する(個人票・原著の本文)
- 各部位の点は、その部位のびらん・水疱、または新しい紅斑で付ける。上皮化した部分と炎症後の色素沈着は含めない(GL 2026 表2 の注)
- 皮膚の段(2cm・6cm・16cm)と、粘膜 5 点の段(2cm)の長さの境目は、資料で記号が割れる。臨床調査個人票(令和8年4月時点)は「長径 2cm 以上」「6cm 以上」「16cm 以上」(粘膜 5 点は「長径 2cm 以上の粘膜疹が 2 個以上」)、日本皮膚科学会の天疱瘡診療ガイドライン 2026 の表2(厚生労働省の 2025-04-01 の版の転載と明記)は「長径 > 2cm」「> 6cm」「> 16cm」(粘膜 5 点は「長径 > 2cm が 2 個以上」)。原著(Rosenbach 2009)の本文も皮膚の 1 点の段を「none greater than 2 cm」と書く。ちょうどその長さの皮疹があるときに割れる。この画面は臨床調査個人票の「以上」に従う
- ヨーロッパのガイドラインは、PDAI が 15 点以下で体表面積の 5% 未満の天疱瘡を軽症(mild pemphigus)とし、日本の軽症(8 点以下)とは定義が異なる(GL 2026)。この画面の判定は、指定難病の重症度分類(8 点以下 軽症、9〜24 点 中等症、25 点以上 重症)
- この画面は重症度だけを扱う。天疱瘡の診断は診断基準(別の画面「天疱瘡の診断基準」)で行い、診断基準は Definite を対象とする
出典
- 厚生労働省. 指定難病 35 天疱瘡(概要、診断基準等). 情報提供元: 難治性疾患政策研究事業「稀少難治性皮膚疾患に関する調査研究班」(研究代表者 天谷雅行).(概要 6.重症度分類(p.2)、<重症度分類>と留意事項(p.4)) https://www.mhlw.go.jp/content/10905000/001173581.pdf[ガイドライン]
上記の資料をもとに、当ツールが編集・加工して作成しました(国・作成元が作成したものではありません)
- 厚生労働省. 指定難病 035 天疱瘡 臨床調査個人票(重症度分類に関する事項。PDAI).(重症度分類に関する事項(p.4〜5)) https://www.mhlw.go.jp/content/10905000/001209963.pdf[ガイドライン]
上記の資料をもとに、当ツールが編集・加工して作成しました(国・作成元が作成したものではありません)
- 天疱瘡診療ガイドライン策定委員会(山上淳 ほか). 天疱瘡診療ガイドライン 2026. 日皮会誌. 2026;136(3):189-210.(表2(p.195)、5.診断と重症度判定と 6.治療の 1)(p.194)、CQ6 の解説) https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/2013/08/tenpousou2026.pdf[ガイドライン]
- Rosenbach M, Murrell DF, Bystryn JC, et al. Reliability and convergent validity of two outcome instruments for pemphigus. J Invest Dermatol. 2009;129(10):2404-2410.(方法・結果(PDAI の満点の説明))(原典未見) PMID: 19357707、DOI: 10.1038/jid.2009.72、https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC3010359/[原著]
確認日: 2026-10-20
免責
この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。