臨床計算ツール

PAT(Pediatric Assessment Triangle)

小児の第一印象の評価。外観・呼吸仕事量・皮膚への循環の3つから生理学的な区分を選ぶ

あと 8 項目

外観(Appearance)

0/1
外観に異常がある

原著の表1は正常な所見を挙げる(TICLS)。緊張: 自発的に動く・診察に抵抗する・年齢相応に座るか立つ/周囲への関心: 診察者や養育者に注意を向け、人や周囲に関心を示し、おもちゃや物(例: ペンライト)に手を伸ばす/なだめやすさ: 養育者に抱かれてなだめられると泣きやみ、養育者と診察者とで反応が違う/視線: 目が合い、目で追う/声: 強く泣く・年齢相応に話す。これらが欠けるとき「はい」

呼吸仕事量(Work of breathing)

0/4
異常な気道音がある

いびき、こもった声またはかすれた声、stridor、grunting(うなり)、wheezing のどれか

異常な姿勢をとっている

sniffing position、tripod(三脚)の姿勢、座位を好む

陥没呼吸がある

鎖骨上・肋間・胸骨下の陥没、または頭部の上下動(head bobbing。乳児)

鼻翼呼吸がある

吸気で鼻孔が広がる

皮膚への循環(Circulation to the skin)

0/3
蒼白がある

皮膚または粘膜が白い、青白い

まだら模様(mottling)がある

血管収縮の程度の違いによる、斑状の皮膚の色の変化

チアノーゼがある

皮膚や粘膜が青みを帯びる

基準

  • 外観が異常
  • 呼吸仕事量が異常(気道音・姿勢・陥没呼吸・鼻翼呼吸のどれか)
  • 皮膚への循環が異常(蒼白・まだら模様・チアノーゼのどれか)

注意

  • 原著によると、PAT は特定の診断を出すものではなく、生理学的な問題の種類と重さを見つけ、最初の治療の優先順位をつけるためのもの。手を触れずに、視覚と聴覚の手がかりだけで行い、器具は要らず、数秒から30秒未満で終わる
  • 原著は、PAT の後に ABCDE の評価、続いて解剖学的な評価(二次評価)を行うとしている。PAT は ABCDE の代わりではなく、評価の最初の段階
  • 3辺のそれぞれは、定められた所見が1つでも見つかれば、その辺は異常とする(原著)
  • 原著は PAT を繰り返して使い、治療への反応と次の対応の時期を追えると書いている
  • 原著(2010年)は、PAT は経験にもとづくもので、検証はまだ済んでいないと書いている
  • 区分ごとの対応の優先順位は、原著の表5にある。この画面には入れていない

出典

  1. Dieckmann RA, Brownstein D, Gausche-Hill M. The pediatric assessment triangle: a novel approach for the rapid evaluation of children. Pediatr Emerg Care. 2010;26(4):312-315.(表1〜3(3辺の所見)、表4(生理学的な区分)、本文のケース1・2) DOI: 10.1097/PEC.0b013e3181d6db37、https://doi.org/10.1097/PEC.0b013e3181d6db37[原著]

確認日: 2026-10-16

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。