臨床計算ツール

日本人小児のメタボリックシンドロームの診断基準(6〜15歳)

腹囲があり、血清脂質・血圧・血糖のうち2項目を満たすかを見る(6〜15歳)

あと 9 項目

(1) 腹囲

0/3
学年

小学生は腹囲 75 cm 以上でも項目(1)に当たる

40〜130
cm

例: 78.5(cm)。80 cm 以上で項目(1)に当たる(小学生は 75 cm 以上)

40〜200
cm

例: 150.5(cm)。腹囲 ÷ 身長が 0.5 以上でも項目(1)に当たる

(2) 血清脂質

0/3
採血のタイミング

食後 2 時間以降の採血では、中性脂肪の基準値が変わる(HDL コレステロールと血糖の基準値は同じ)。食後の中性脂肪の基準で項目(2)に当たり、その項目(2)が2項目に要るときは、空腹時採血で確定が要る結果として出す(ガイドラインの表で確定の語があるのは食後の中性脂肪の基準)

20〜1000
mg/dL

空腹時は 120 mg/dL 以上、食後 2 時間以降は 150 mg/dL 以上で当たる

15〜120
mg/dL

40 mg/dL 未満で当たる

(3) 血圧

0/2
50〜250
mmHg

125 mmHg 以上で当たる

30〜150
mmHg

70 mmHg 以上で当たる

(4) 血糖

0/1
40〜600
mg/dL

100 mg/dL 以上で当たる(食後 2 時間以降の採血でも基準値は同じ)

計算した値

  • 腹囲(cm)÷ 身長(cm)。小数第3位に四捨五入してから基準 0.5 と比べる

基準

  • (1) 腹囲: 80 cm 以上、または 腹囲 ÷ 身長が 0.5 以上、または(小学生で)75 cm 以上
  • (2) 血清脂質: 中性脂肪が空腹時 120 mg/dL 以上(食後 2 時間以降は 150 mg/dL 以上)、かつ/または HDL コレステロールが 40 mg/dL 未満
  • (3) 血圧: 収縮期 125 mmHg 以上、かつ/または 拡張期 70 mmHg 以上
  • (4) 血糖 100 mg/dL 以上

注意

  • 対象は6〜15歳。項目(1)があり、項目(2)〜(4)のうち2項目を満たす場合に診断する
  • 項目(1)は、腹囲 80 cm 以上のほか、腹囲 ÷ 身長が 0.5 以上なら当たるとする。小学生では腹囲 75 cm 以上で当たるとする
  • 項目(2)の血清脂質は、中性脂肪と HDL コレステロールの「かつ/または」で、どちらかが基準を満たせば当たる。項目(3)の血圧も、収縮期と拡張期のどちらかが基準を満たせば当たる
  • 食後 2 時間以降に採血したときは、中性脂肪 150 mg/dL 以上・血糖 100 mg/dL 以上で数える。ガイドラインの表で「ただし空腹時採血で確定」と書いてあるのは、食後の中性脂肪の基準だけ(血糖の食後の行に、確定の語は無い)。この計算は、項目(2)が食後の中性脂肪だけで当たり、その項目(2)が2項目に要るときに、空腹時採血で確定が要る結果として出す(診断基準を満たすとは出さない)。食後の血糖・HDL コレステロールで当たるときは、表どおり基準を満たすと出す
  • 血圧の基準値は、高血圧治療ガイドライン 2002 の、小学生・中学生女子の正常高値血圧に当たる(ガイドラインの表の脚注)
  • 腹囲 ÷ 身長は、小数第3位に四捨五入してから 0.5 と比べる(このツールの取り決め。原典に丸めの決まりは書かれていない)

出典

  1. 大関武彦. 小児のメタボリックシンドローム概念と日本人小児の診断基準. 厚生労働科学研究費補助金 循環器疾患等生活習慣病対策総合研究事業「小児期メタボリック症候群の概念・病態・診断基準の確立及び効果的介入に関するコホート研究」平成17〜19年度総合研究報告書(総括報告). 2008. p.1-4(文献番号 200722015B).(総括報告 p.1(日本人小児のメタボリックシンドロームの診断基準 6歳−15歳)) https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/14029[原著]

    上記の資料をもとに、当ツールが編集・加工して作成しました(国・作成元が作成したものではありません)

  2. 日本肥満学会編. 小児肥満症診療ガイドライン2017. ライフサイエンス出版; 2017.(表D 小児のメタボリックシンドローム(MetS)診断基準(6−15歳)) https://www.jasso.or.jp/data/magazine/pdf/pediatricobesityguidelines2017_chart_D.pdf[ガイドライン]

確認日: 2026-10-16

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。