Philadelphia criteria(発熱乳児)
生後29〜56日の発熱乳児の、重篤な細菌感染症の低リスクの判定(全身状態・白血球・桿状核球・尿・髄液・胸部X線・診察)
あと 10 項目
基準
- Infant Observation Score(YOS)が 10 点を超える
- 白血球数が 15000/μL 以上
- 桿状核球 / 好中球の比が 0.2 以上
- 尿の白血球が 10/hpf 以上
- 尿の細菌が少数を超えて認められる
- 髄液の白血球が 8/μL 以上
- 髄液のグラム染色が陽性
- 胸部X線に浸潤影がある、または撮影していない
- 身体所見から細菌感染を疑う
注意
- 対象は、生後29〜56日で、直腸温 38.2°C 以上の発熱がある乳児。免疫不全の乳児は除く
- 見ている転帰(SBI)は、血液・髄液・尿・便の培養で病原性の細菌が分離されたもの
- 髄液検査(腰椎穿刺)と胸部X線が、規則に含まれる。髄液の白血球が 8/μL 未満でグラム染色が陰性であること、胸部X線に浸潤影が無いことが、低リスクの条件。髄液検査か胸部X線をしていない乳児は、この規則では低リスクと判定できない
- 原著の方針は、低リスクの乳児に抗菌薬を投与せず、入院するか、外来で経過を見ること
- 規則全体の成績。原著の検証では、感度 98%(95%信頼区間 92〜100%)・特異度 42%(38〜46%)で、低リスクと判定された群の陰性的中率は 99.7%(98〜100%)だった
- 生後29日未満には、この規則は完全ではない。生後3〜28日の発熱乳児254人にこの規則を後ろ向きに当てはめた研究では、109人(42.9%)が低リスクと判定されたが、そのうち5人に重篤な細菌感染症があった(陰性的中率 95.4%)。著者らは、生後1か月未満では、細菌感染が除外されるまで十分な診断評価と経験的な抗菌薬治療を続けるよう勧めている
免責
この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。