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リウマチ性多発筋痛症(PMR)の分類基準(2012 年 EULAR/ACR 暫定)

50 歳以上で両側の肩の痛みと CRP・赤沈の異常がある人に、朝のこわばり・股関節・RF/ACPA・ほかの関節の点(と任意の超音波)を足して PMR と分類する、2012 年 EULAR/ACR の暫定分類基準

あと 8 項目

必須条件(点には入らない)

0/3
18〜100
歳

必須条件の 1 つ。50 歳以上でこの条件を満たす。例: 68

両側の肩の痛みがある

必須条件の 1 つ。論文の対象は、新たに(12 週間未満)始まった両側の肩の痛みがある 50 歳以上の人

CRP または赤沈(またはその両方)が異常である

必須条件の 1 つ。異常の線引きは論文では数値で決めておらず、各施設の基準範囲による(論文では各施設の基準範囲で正常・異常に分けた)

点数の付く項目

0/4
0〜240
分

45 分を超えると 2 点(45 分ちょうどは 0 点)。こわばりが無いときは 0。例: 60

股関節の痛み、または可動域の制限がある
リウマトイド因子(RF)も抗 CCP 抗体(ACPA)も陰性である

RF と ACPA の両方が無い(陰性)ときに 2 点。どちらかが陽性なら 0 点

ほかの関節の病変がない

論文の表は「ほかの関節病変がない」とだけ書き、細かい定義を書いていない。病変があるときは 0 点

超音波の項目(任意)

0/1
超音波検査を行った

超音波の項目は任意。行ったときは下の 2 項目(各 1 点)を足し、分類の閾値が 4 点以上から 5 点以上に変わる

注意

  • 診断基準ではなく、臨床試験の対象者の選び方などのための暫定の分類基準(論文の題は provisional classification criteria)。他の疾患でより良く説明できるときは適用しない(論文の対象は、新たに始まった〈12 週間未満〉両側の肩の痛みがある 50 歳以上で、症状が別の診断でうまく説明されない人)
  • 必須条件(50 歳以上・両側の肩の痛み・CRP または赤沈の異常)は点数に入らない。CRP・赤沈の異常は、論文では各施設の基準範囲で正常・異常に分けている
  • 超音波の項目は任意。超音波を使わない手順は 0〜6 点で 4 点以上、使う手順は 0〜8 点で 5 点以上が PMR と分類される(超音波を行ったのに 4 点だけのときは、分類されない)
  • 論文の検証では、超音波なしの 4 点以上は、全対照群に対して感度 68%・特異度 78%、超音波ありの 5 点以上は感度 66%・特異度 81%。肩の疾患に対する特異度は 88%(超音波なし)・89%(超音波あり)、関節リウマチに対しては 65%・70% だった

出典

  1. Dasgupta B, Cimmino MA, Maradit-Kremers H, et al. 2012 provisional classification criteria for polymyalgia rheumatica: a European League Against Rheumatism/American College of Rheumatology collaborative initiative. Ann Rheum Dis 2012;71(4):484-492.(表 6(Table 6)・本文) PMID: 22388996、https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC3298664/[原著]
  2. Dasgupta B, et al. 2012 provisional classification criteria for polymyalgia rheumatica: a European League Against Rheumatism/American College of Rheumatology collaborative initiative. Arthritis Rheum 2012;64(4):943-954.(原典未見) PMID: 22389040[原著]

確認日: 2026-10-20

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。