臨床計算ツール

尿蛋白の選択指数(Selectivity Index)

ネフローゼ症候群で、尿と血清の IgG・トランスフェリンの濃度から、蛋白尿の選択性(IgG とトランスフェリンのクリアランス比)を求める

あと 4 項目

0.1〜500
mg/dL

血清 IgG と同じ単位で入れる

100〜3000
mg/dL

尿中 IgG と同じ単位で入れる

0.1〜300
mg/dL

血清トランスフェリンと同じ単位で入れる

50〜500
mg/dL

尿中トランスフェリンと同じ単位で入れる

計算式

  • 選択指数(SI)= IgG のクリアランス(CIgG)÷ トランスフェリンのクリアランス(CTf)
  • クリアランス = 尿中濃度 ÷ 血清濃度。SI =(尿中 IgG ÷ 血清 IgG)÷(尿中 Tf ÷ 血清 Tf)。尿と血清は同じ単位で入れれば、単位は消える

注意

  • 選択指数は、IgG とトランスフェリンのクリアランス比。ガイドラインは、一次性ネフローゼ症候群の検査所見の1つに「尿蛋白選択性(IgG とトランスフェリンのクリアランス比)」を挙げている
  • 区分は小数第2位までの値で書かれている(高選択性 0.10 以下、中程度選択性 0.11〜0.20、低選択性 0.21 以上)。この画面は、小数第2位に丸めた値で区分する
  • 尿と血清の濃度は、同じ単位で入れる(同じ単位なら、クリアランスの比で単位は消える)
  • ガイドラインが区分を示した SI は、IgG とトランスフェリンのクリアランス比
  • ガイドラインが引く報告で、高選択性蛋白尿の寛解に対する感度は 44%、特異度は 100%。ガイドラインは、寛解が何の治療によるものかを書いていない

出典

  1. 日本腎臓学会(監修 成田一衛)編. エビデンスに基づくネフローゼ症候群診療ガイドライン 2020. 東京医学社, 2020.(Ⅱ 診断 2 検査所見 1)尿所見異常 1.蛋白尿(p.15)、表1) https://jsn.or.jp/academicinfo/report/evidence_nephrotic_guideline2020.pdf[ガイドライン]
  2. Bazzi C, Petrini C, Rizza V, Arrigo G, D'Amico G. A modern approach to selectivity of proteinuria and tubulointerstitial damage in nephrotic syndrome. Kidney Int. 2000;58(4):1732-1741.(原典未見) PMID: 11012907、DOI: 10.1046/j.1523-1755.2000.00334.x[原著]
  3. Joachim GR, Cameron JS, Schwartz M, Becker EL. Selectivity of protein excretion in patients with the nephrotic syndrome. J Clin Invest. 1964;43(12):2332-2346.(原典未見) DOI: 10.1172/JCI105107、https://www.jci.org/articles/view/105107[原著]

確認日: 2026-10-15

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。