臨床計算ツール

改訂 Geneva スコア(revised Geneva score)

肺塞栓症が疑われる患者の、検査前の臨床的確率(8項目)

あと 8 項目

0〜100
歳
深部静脈血栓症または肺塞栓症の既往がある
1か月以内に手術または骨折をした
活動性のがんがある
片側の下肢に痛みがある
血痰がある
30〜200
回/分
下肢の深部静脈の触診で痛みがあり、かつ片側の下肢に浮腫がある

注意

  • 検査前の臨床的確率を出すスコアで、肺塞栓症の診断そのものではない。点数は、年齢・既往・手術か骨折・がん・下肢痛・血痰・脈拍・下肢深部静脈の触診での痛みと浮腫の8項目だけで付け、医師の主観的な判断を入れない
  • 肺塞栓症の割合は検証した集団のもの(低い8%・中等度28%・高い74%)。日本循環器学会のガイドライン2025は、3段階分類を使ったメタ解析で肺塞栓症の割合が低い群で約10%、中等度の群で約30%、高い群で約65%と書いており、集団によって割合は違う
  • 項目の点数に重みがあるので足し間違いに注意する。ほとんどの項目を1点にした簡易版(2008年)は別の版で、点数の区分も違う(日本循環器学会のガイドライン2025の表7では、簡易版の3段階は0〜1点・2〜4点・5点以上)
  • 脈拍は、75〜94回/分が3点、95回/分以上が5点。年齢の項目は65歳を超える(66歳以上)で1点
  • 原著は、項目の評価者間一致は調べていない(Limitations)と書いている

出典

  1. Le Gal G, Righini M, Roy PM, Sanchez O, Aujesky D, Bounameaux H, Perrier A. Prediction of pulmonary embolism in the emergency department: the revised Geneva score. Ann Intern Med. 2006;144(3):165-171.(抄録)(原典未見) PMID: 16461960、DOI: 10.7326/0003-4819-144-3-200602070-00004[原著]
  2. 日本循環器学会/日本肺高血圧・肺循環学会合同ガイドライン. 2025年改訂版 肺血栓塞栓症・深部静脈血栓症および肺高血圧症に関するガイドライン. 2025年3月発行(2026年6月更新).(表7(p.27)、2.1.1 PTE の検査前臨床的確率) https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2025/03/JCS2025_Tamura.pdf[ガイドライン]

確認日: 2026-10-13

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。