臨床計算ツール

Rochester criteria(発熱乳児)

生後60日以下の発熱乳児の、重篤な細菌感染症の低リスクの判定(全身状態・病歴・診察・白血球・桿状核球・尿・便)

あと 14 項目

0〜60
日

対象は生後60日以下で、直腸温 38.0°C 以上の発熱の乳児。この入力は対象の確認で、判定には使わない(61日以上の値には警告が出る)

病的な外見である(全身状態が良好でない)
在胎37週未満で出生した(正期産でない)
周産期に、児が抗菌薬の投与を受けた
原因不明の高ビリルビン血症の治療を受けた
出生後に抗菌薬の投与歴がある
入院歴がある
慢性疾患がある、または治療中の疾患がある
母親より退院が遅れた
皮膚・軟部組織・骨・関節・耳に感染の徴候がある
1000〜50000
/μL

例: 10000。低リスクは 5000〜15000/μL(両端を含む)。検査結果が ×10³/μL で「10.0」なら 10000 と入れる

0〜5000
/μL

例: 500。白血球数に桿状核球の割合を掛けた絶対数。低リスクは 1500/μL 以下。割合(%)のまま入れない

0〜100
/hpf

例: 2。高倍率視野(hpf)あたりの白血球数。低リスクは 10/hpf 以下

下痢がある

基準

  • 病的な外見である
  • 在胎37週未満で出生した
  • 周産期に、児が抗菌薬の投与を受けた
  • 原因不明の高ビリルビン血症の治療を受けた
  • 出生後に抗菌薬の投与歴がある
  • 入院歴がある
  • 慢性疾患・治療中の疾患がある
  • 母親より退院が遅れた
  • 皮膚・軟部組織・骨・関節・耳に感染の徴候がある
  • 白血球数が 5000〜15000/μL の範囲の外
  • 桿状核球が 1500/μL を超える
  • 尿沈渣の白血球が 10/hpf を超える
  • 便塗抹の白血球が 5/hpf を超える(下痢があるとき)

注意

  • 対象は、生後60日以下で、直腸温 38.0°C 以上の発熱がある乳児。病的な外見の乳児は除く
  • 見ている転帰(SBI)は、菌血症、髄膜炎、骨髄炎、化膿性関節炎、軟部組織感染症、尿路感染症、胃腸炎、肺炎
  • 低リスクの条件には、「元来健康」(在胎37週以上、児の周産期の抗菌薬投与なし、原因不明の高ビリルビン血症の治療なし、出生後の抗菌薬なし、入院歴なし、慢性疾患・治療中の疾患なし、母親より退院が遅れていない)が含まれる
  • 髄液検査は、この規則に含まれない。低リスクと判定された後のフォローアップの方法も、決まっていない
  • 低リスクの基準をすべて満たしても、重篤な細菌感染症が否定されるわけではない。原著の検証では、低リスクの群の陰性的中率は、重篤な細菌感染症に対して 98.9%(95%信頼区間 97.2〜99.6%)、菌血症に対して 99.5%だった
  • 桿状核球は、白血球数に桿状核球の割合を掛けた絶対数(/μL)で入れる。白血球数の5000〜15000は両端を含む範囲として扱う

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。