臨床計算ツール

SCAP score

市中肺炎が重症(SCAP)かを、大項目2つ・小項目6つで判定する(大項目1つ以上、または小項目2つ以上)

あと 8 項目

大項目

0/2
7〜7.7

7.30 未満で該当

50〜250
mmHg

90 mmHg 未満で該当

小項目

0/6
4〜50
回/分

30回/分を超えると該当(30回/分ちょうどは該当しない)

意識障害がある
5〜100
mg/dL

30 mg/dL を超えると該当(30 ちょうどは該当しない)

低酸素血症がある

PaO2 が 54 mmHg 未満、または PaO2/FiO2 比が 250 未満なら「はい」。PaO2/FiO2 比は PaO2(mmHg)を FiO2(割合)で割る。例: PaO2 60 mmHg・FiO2 40% なら 60 ÷ 0.4 = 150

18〜100
歳

80歳以上で該当

胸部X線で、両側または複数の肺葉にまたがる陰影がある

基準

  • 大項目: 動脈血ガスの pH 7.30 未満
  • 大項目: 収縮期血圧 90 mmHg 未満
  • 小項目: 呼吸数が 30回/分を超える
  • 小項目: 意識障害
  • 小項目: BUN が 30 mg/dL を超える
  • 小項目: PaO2 54 mmHg 未満、または PaO2/FiO2 比 250 未満
  • 小項目: 年齢 80歳以上
  • 小項目: 両側または複数の肺葉にまたがる陰影

注意

  • 市中肺炎で重症(SCAP)になるかを見分ける規則。大項目(動脈血ガスの pH 7.30 未満・収縮期血圧 90 mmHg 未満)を1つ以上、または小項目(呼吸数・意識障害・BUN・低酸素血症・年齢 80歳以上・両側または多発の陰影)を2つ以上満たすと、重症肺炎と判断する
  • 集中治療室への入室を転帰にした研究のまとめでは、この規則は感度が93.8%と高い一方、特異度は45.6%と低かった。妥当性を調べた報告は他の規則より少ない
  • 免疫不全の患者は、まとめた研究の対象から外されている。重症肺炎の定義は研究によって違い、研究ごとに結果が揃いにくい
  • 重症肺炎を見分ける予測規則は多数あるが、日常の診療で十分に使えるといえる水準のものはまだなく、さらに検討が必要とされる

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。