SCORTEN
中毒性表皮壊死症(TEN)の重症度と、入院中の死亡の予測
あと 7 項目
注意
- 中毒性表皮壊死症(TEN)の患者で、入院中の死亡の危険因子を調べて作った点数。原著は、専門の病棟に入院したTENの165人で導出し、75人で検証した。7つの危険因子が死亡に独立して関わり、1点上がるごとにオッズ比は 3.45(95%信頼区間 2.26〜5.25)だった
- 画面の予測死亡率は、原著の抄録の式(logit = −4.448 + 1.237 × 点数)で計算した値で、原著の表の値ではない。原著の抄録は、予測の死亡率 19.6%、実際の死亡率 20%、ROC 曲線下の面積 82% と報告した
- 点数ごとの死亡割合として、0〜1点 3.2%・2点 12.1%・3点 35.3%・4点 58.3%・5点以上 90% 超を挙げる資料がある。ここに出す式の予測とは値が違う
- 評価は入院後24時間以内の値で行う。後の検討(スティーブンス・ジョンソン症候群とTEN の144例)では、点数は入院中に少し上がり、日ごとの成績はどの日も良く、3日目が最も良かった。その報告は、3日目にもう一度点数を計算することを勧めている
- 原著の単位は、尿素と血糖が mmol/L。この計算は日本の検査値の単位(mg/dL)で入れ、尿素 10 mmol/L を BUN 28.0 mg/dL、血糖 14 mmol/L を 252.2 mg/dL(整数では 253 mg/dL から1点)に換算して使っている
- 表皮剥離の面積は、入院の初めの時点の値を使う
出典
- Bastuji-Garin S, Fouchard N, Bertocchi M, Roujeau JC, Revuz J, Wolkenstein P. SCORTEN: a severity-of-illness score for toxic epidermal necrolysis. J Invest Dermatol. 2000;115(2):149-153.(抄録(論文の表は未見))(原典未見) PMID: 10951229、DOI: 10.1046/j.1523-1747.2000.00061.x[原著]
- Guégan S, Bastuji-Garin S, Poszepczynska-Guigné E, Roujeau JC, Revuz J. Performance of the SCORTEN during the first five days of hospitalization to predict the prognosis of epidermal necrolysis. J Invest Dermatol. 2006;126(2):272-276.(抄録) PMID: 16374461、DOI: 10.1038/sj.jid.5700068[解説・総説]
- Severity-of-Illness Score for Toxic Epidermal Necrolysis (SCORTEN). MSD マニュアル プロフェッショナル版.(表) https://www.msdmanuals.com/professional/multimedia/table/severity-of-illness-score-for-toxic-epidermal-necrolysis-scorten[成書]
- 単位の換算: BUN(mg/dL)= 尿素(mmol/L)× 2.8014(尿素1分子に窒素原子2個、窒素の標準原子量 14.007)。尿素 10 mmol/L = BUN 28.0 mg/dL。血糖(グルコース分子量 180.16)14 mmol/L = 252.2 mg/dL[式の導き方]
確認日: 2026-10-14
免責
この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。