SLE の分類基準(2019 EULAR/ACR。指定難病 49 の診断基準)
抗核抗体のエントリー基準を満たしたうえで、臨床所見と免疫所見の点を足し、10 点以上で SLE に分類する(2019 EULAR/ACR。指定難病 49 の診断基準 Definite と同じ)
あと 11 項目
注意
- 指定難病 49 の診断基準は Definite を対象とする。Definite は、エントリー基準(抗核抗体 80 倍以上)を満たし、臨床所見と免疫所見の陽性項目の点の合計が 10 点以上の場合。臨床所見は経過中に1項目以上の陽性が必要(概要・診断基準)。治療を始めた後の重症度は別の画面(SLEDAI)で、直近6か月間で最も悪い状態を医師が判断する(留意事項 2)
- 各項目は同時期に出現する必要はなく、経過中に1回出現すれば加算する。SLE よりもそれらしい解釈があれば、その項目の点は数えない。同じ領域の中に複数の項目が陽性のときは、最も高い点だけを加算する(診断のカテゴリー)。この画面は領域ごとに1つ選ぶ形にしてある
- 合計の最大は 51 点(臨床所見 7 領域と免疫所見 3 領域の最も高い項目の合計)。腎生検でクラス II または V のループス腎炎(8 点)だけでは 10 点に届かない
- 尿蛋白の境目は資料で記号が割れる。指定難病 49 の診断基準は「0.5 g/日以上」、2019 EULAR/ACR の原著の定義表は「0.5 g/24 時間を超える」。ちょうど 0.5 g/日のときだけ割れる。この画面は指定難病の診断基準の「以上」に従う
- 指定難病 49 の診断基準は精神・神経症状の中程度の項目を「精神障害」と書く。原著の定義表の psychosis(病識のない妄想・幻覚で、せん妄が無い)の意味で入力欄を作った
- 血液所見の白血球・血小板の閾値は、指定難病の表の 4000/mm³ 未満・10 万/mm³ 未満と同じ値(1 mm³ = 1 μL)
- この画面は 2019 年の EULAR/ACR の基準だけを扱う。1982 年・1997 年の ACR 基準や 2012 年の SLICC 基準は別の版
出典
- 厚生労働省. 指定難病 49 全身性エリテマトーデス(概要、診断基準等). 情報提供元: 自己免疫疾患に関する調査研究班(研究代表者 森雅亮).(<診断基準>と<診断のカテゴリー>、留意事項) https://www.mhlw.go.jp/content/10905000/001173545.pdf[ガイドライン]
上記の資料をもとに、当ツールが編集・加工して作成しました(国・作成元が作成したものではありません)
- Aringer M, Costenbader K, Daikh D, et al. 2019 European League Against Rheumatism/American College of Rheumatology classification criteria for systemic lupus erythematosus. Ann Rheum Dis. 2019;78(9):1151-1159 / Arthritis Rheumatol. 2019;71(9):1400-1412.(Table 1(項目の定義)、Table 2(点)、本文) PMID: 31383717、https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6827566/[原著]
確認日: 2026-10-20
免責
この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。