SOFA-2スコア
ICU の臓器障害の重さを6臓器の点で見る(2025年に改訂された SOFA。旧版の SOFA とは別の点数)
あと 7 項目
注意
- 合計は、6臓器それぞれの24時間のうちの最大の点を足したもの(0〜24点)。臓器ごとに、その24時間で最も悪い段を選ぶ
- 18歳以上の ICU 患者で開発・検証された。ICU の外(救急外来など)や小児への当てはめは、今後の検討とされている
- 初日に測っていない項目は0点とするのが原著の一般的な勧告(目的により変えてよい)。初日より後は、測っていない項目は直前の値を引き継ぐ(測らないのは安定の目安と考えるため)
- 呼吸の3点・4点には高度な呼吸補助が要る(高流量鼻カニューレ・CPAP・BiPAP・非侵襲的換気・侵襲的人工呼吸・長期の在宅人工呼吸)。受けていない患者は最大2点。ただし呼吸補助が使えない、または治療の上限のために使わないときは、比で付ける。1時間以内の比の変化(吸引の直後など)は無視する
- ECMO は、呼吸不全に使うときは呼吸が4点(比は問わない)で、心血管には点を付けない。循環の適応で使うときは、心血管と呼吸の両方に点を付ける
- 心血管の昇圧薬は、1時間以上の持続静注のときだけ点にする。ノルアドレナリンの量は base で表す。ドパミンだけを使うときは別の区切り(20・40 μg/kg/min)で、ノルアドレナリン換算の研究に基づく。この計算は、薬の量そのものを求めたり、量を調整したりするものではない
- 腎代替療法の点は、腎以外の目的だけで受けている場合を数えない。腎代替療法を受けていなくても、治療の上限・機器が無い・開始を遅らせているなどで、原著の基準を満たせば4点
- 閾値は ICU 入室の初日のデータで決めた。著者は、入室後の経過の後のほうでは最適な閾値が違う可能性があるとしている
- 旧版の SOFA(1996年)とは閾値や項目が違う別の点数。原著では、臓器ごとの点の分布が旧版と違い、およそ半数の人が旧版と違う点に分かれた。SOFA-2 は2025年に JAMA に発表された更新版で、国際的な10の多施設コホート(成人330万人)で開発・検証された。日本版敗血症診療ガイドライン2024 は従来の SOFA を採用している
出典
- Ranzani OT, Singer M, Salluh JIF, et al. Development and Validation of the Sequential Organ Failure Assessment (SOFA)-2 Score. JAMA. 2025;334(23):2090-2103.(Table 2(脚注 a〜q)) PMID: 41159833、DOI: 10.1001/jama.2025.20516、https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12573119/[原著]
- 日本集中治療医学会・日本救急医学会. 日本版敗血症診療ガイドライン2024. 日本集中治療医学会雑誌. 2024;31(Suppl 2).(Table 1-2-1(p.S1179)) https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsicm/31/Supplement/31_2400001/_pdf[ガイドライン]
確認日: 2026-10-14
免責
この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。