STONE スコア(2024年改訂、人種を除いた版)
尿管結石が疑われる成人が、実際に尿管結石を持っている可能性を、人種を除いた5項目の点数で低い・中間・高いに分ける
あと 5 項目
注意
- 原著者らは 2014 年の STONE スコアから人種の項目を除き、肉眼的血尿を入れたこの改訂版を作り、使用を検討するよう勧めている。この改訂版の精度は元の STONE スコアと同程度で、多施設での前向きの検証が要るとしている
- 対象は、救急外来で尿管結石を疑って CT を受けた 18 歳以上の成人で、背部痛か側腹部痛がある人。感染の徴候(発熱、尿試験紙の白血球)、既知の活動性の悪性腫瘍、既知の腎疾患(クレアチニン 1.5 mg/dL 超)、尿路の処置の既往(砕石術、尿管ステント)のある人は除かれた
- 2024 年の論文は 2014 年のデータの再分析で、新しいデータは使っていない。同じ地域の2つの救急外来のデータで、ほかの場所に当てはまるかは限られると著者は述べている。表の割合は、この再分析の人数(群の人数の合計 491 人)の数字
- 低い群を 0〜3 点とするか 0〜2 点とするかは、著者によれば主観的な選び方で、0〜3 点にすると急を要する別の所見を拾いやすい。この群は、尿管結石以外の原因があり追加の検査が要る患者を考えるきっかけにする、と著者は述べている
- 肉眼的血尿と顕微鏡的血尿には重なり(共線性)がある。著者は、そのため回帰係数の精度に影響しうるが、予測の精度には影響しないはずだとしている
- 社会的な要因(居住地域の所得、保険の種類など)は元のデータに無く、改訂版には入っていない。性別も男女の2区分だけで、著者は限界としている
- 2024 年の論文は、別の施設での外部検証で、黒人以外の人種が尿管結石と有意に関連しなかったことを挙げている
出典
- Moore CL, Gross CP, Hart LS, Molinaro AM, Rhodes D, Singh D, Baloescu C. Construction and performance of a clinical prediction rule for ureteral stone without the use of race or ethnicity: A new STONE score. JACEP Open. 2024;5:e13324.(抄録、Results、Table 2、Table 4、Discussion) DOI: 10.1002/emp2.13324、https://escholarship.org/content/qt30k617bq/qt30k617bq_noSplash_56b7c5695d62e4a41ef490a9392eef39.pdf[原著]
- Moore CL, Bomann S, Daniels B, Luty S, Molinaro A, Singh D, Gross CP. Derivation and validation of a clinical prediction rule for uncomplicated ureteral stone--the STONE score: retrospective and prospective observational cohort studies. BMJ. 2014;348:g2191.(Table 3) PMID: 24671981、DOI: 10.1136/bmj.g2191、https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC3966515/[原著]
確認日: 2026-10-14
免責
この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。