トリフルリジン・チピラシル塩酸塩配合剤の初回投与量
身長・体重から求めた体表面積(Du Bois 式)で、初回基準量(1回量・1日量)を求める
Du Bois 式で求めた体表面積 あと 2 項目
初回基準量(1回量) あと 2 項目
初回基準量(1日量) あと 2 項目
計算式
- 初回基準量(1回量。トリフルリジン相当量)は、体表面積の区分で決まる(約 35 mg/m²/回が基準)。体表面積 1.07 m² 未満は 35 mg、1.07 以上 1.23 未満は 40 mg、1.23 以上 1.38 未満は 45 mg、1.38 以上 1.53 未満は 50 mg、1.53 以上 1.69 未満は 55 mg、1.69 以上 1.84 未満は 60 mg、1.84 以上 1.99 未満は 65 mg、1.99 以上 2.15 未満は 70 mg、2.15 以上は 75 mg
- 体表面積は身長・体重から Du Bois 式で求める: BSA(m²)= 0.007184 × 体重(kg)の0.425乗 × 身長(cm)の0.725乗。小数第2位に丸めた値で、上の表の区分を引く(画面に出す体表面積と、引いた区分が食い違わない)
- 1日量 = 1回量 × 2(朝食後と夕食後の1日2回)
- 用法: 朝食後と夕食後の1日2回、5日間連続して服用し、2日間休薬する。これを2回繰り返したのち14日間休薬する。これを1コースとして繰り返す
注意
- この画面は初回の基準量だけを出す(添付文書の6.の表)。添付文書は「患者の状態により適宜減量する」と書く。減量は7.2に基準があり、前コース(休薬期間を含む)中に、好中球数 500/mm³ 未満又は血小板数 50,000/mm³ 未満の「減量基準」に該当する有害事象が発現した場合には、投与再開時に、コース単位で1日単位量として 10 mg/日単位で減量する。ただし、最低投与量は 30 mg/日までとする。各コース開始時の投与開始基準、休薬・再開の基準もあわせて7.2を見る。減量後の量は、この画面では出さない
- 量は、効能・併用する薬・腎機能・前治療・ここまでの副作用で変わる。この画面の表は体表面積だけで引く。添付文書とレジメンで確かめる。腎機能について、添付文書は、重度の腎機能障害の患者には投与開始基準を参考に投与の可否を検討し、投与するときは減量を考慮するとしている(7.2)。表の量は腎機能では変わらない
- 対象の効能は、治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌と、がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の胃癌(4.)。どちらの効能でも、一次治療及び二次治療としての有効性及び安全性は確立していない(5.1)。術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない(5.2)。結腸・直腸癌では、臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴について、17.臨床成績の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、適応患者の選択を行う(5.3)
- 警告: フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤、これらの薬剤との併用療法(ホリナート・テガフール・ウラシル療法等)、抗真菌剤フルシトシン又は葉酸代謝拮抗剤(メトトレキサート及びペメトレキセドナトリウム水和物)との併用により、重篤な骨髄抑制等の副作用が発現するおそれがあるので注意する(1.2)
- 併用する薬は効能で書き方が違う。結腸・直腸癌: ベバシズマブ以外の他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない(7.4)。ベバシズマブとの併用に際しては、17.臨床成績の内容、特に用法及び用量を十分に理解した上で投与する(7.5)。その臨床試験でも、この薬は 35 mg/m²/回で投与されている(17.1.2 の注)。胃癌: 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない(7.6)
- 表の最も小さい区分(1.07 m² 未満)と最も大きい区分(2.15 m² 以上)には、添付文書は下限・上限を書いていない。この画面が受け付ける身長・体重の範囲は入力の範囲で、量の上限ではない
- 添付文書は体表面積の算出式を定めていない。このツールは Du Bois 式(BSA = 0.007184 × 体重^0.425 × 身長^0.725)で求め、小数第2位に丸めた値を「以上」「未満」のとおりに表(区切りは 1.07・1.23・1.38・1.53・1.69・1.84・1.99・2.15 m²)に当てて区分を引く。ほかの式(藤本式など)や丸め方では、表の区切りの近くで区分が1段変わることがある。施設の取り決めの式で体表面積を求めているときは、その値で添付文書の表を確かめる
- 「成人には」の表である(6.)。小児等を対象とした臨床試験は実施していない(9.7)。禁忌は、成分に重篤な過敏症の既往歴のある患者と、妊婦又は妊娠している可能性のある女性(2.)。空腹時の投与は避ける(7.1)
- この画面の値はトリフルリジン相当量(トリフルリジンの量)。錠剤への割り付け(錠数)は出さない。添付文書が書く分け方は、1日 50 mg を投与する場合に、朝食後に 20 mg、夕食後に 30 mg(7.3)
- 値は PMDA 掲載の添付文書(2024年10月改訂、第4版)の表。以後の改訂で変わりうるので、使う前に最新の添付文書で確かめる
出典
- ロンサーフ配合錠T15・ロンサーフ配合錠T20 添付文書(トリフルリジン・チピラシル塩酸塩配合錠). 大鵬薬品工業株式会社. 2024年10月改訂(第4版). PMDA 掲載の電子添文.(6. 用法及び用量(初回基準量の表)、7.1〜7.3、4.、9.2、9.3、9.7、17.1.2 の注) https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/400107_4299100F1026_1_10[添付文書]
上記の資料をもとに、当ツールが編集・加工して作成しました(国・作成元が作成したものではありません)
- ロンサーフ配合錠(胃癌)審査報告書. 独立行政法人医薬品医療機器総合機構. 令和元年7月17日.(用法及び用量の欄(初回基準量の表)、7.1.1.1 国際共同第Ⅲ相試験(302試験)) https://www.pmda.go.jp/drugs/2019/P20190828001/400107000_22600AMX00530_A100_1.pdf[解説・総説]
上記の資料をもとに、当ツールが編集・加工して作成しました(国・作成元が作成したものではありません)
- Mayer RJ, Van Cutsem E, Falcone A, et al. Randomized trial of TAS-102 for refractory metastatic colorectal cancer. N Engl J Med. 2015;372(20):1909-1919.(方法(用法・用量))(原典未見) PMID: 25970050、DOI: 10.1056/NEJMoa1414325[原著]
確認日: 2026-10-21
免責
この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。