臨床計算ツール

Yale Observation Scale

発熱のある乳幼児の全身状態を、泣き方・親の刺激への反応・状態の変化・皮膚色・脱水・応答の6項目で点数にする(6〜30点)

あと 6 項目

泣き方
親の刺激に対する反応
状態(覚醒の変化)
皮膚の色
脱水
応答(笑顔などの社会的な働きかけへの反応)

生後2か月以下では、笑顔の代わりに、周りに注意を向ける様子で評価する

注意

  • 原著の対象は、38.3°C 以上の発熱のある24か月以下の新生児・乳児 165人で、そのうち重症の疾患(serious illness)は 26人だった。10点をカットオフにしたときの成績は、感度 77%・特異度 88%・陽性的中率 56%・陰性的中率 97.3%・陰性尤度比 0.16
  • 10点以下は重症の細菌感染(SBI)の除外に有用だが、10点を超えるときは特異度が低いので、さらなる精査が必要
  • 後の研究での成績にはばらつきが大きい。7つの研究を検証した報告では、2つは陰性尤度比が 0.2 未満、5つは 0.68〜0.94 で、この5つをまとめると感度 32.5%(95%信頼区間 21.7〜45.5%)、特異度 78.9%(73.9〜83.1%)だった。肺炎球菌・インフルエンザ菌のワクチンの普及で SBI の頻度が下がり、感度がさらに低くなる可能性がある
  • 生後60日以下の発熱乳児 4591人(米国の小児救急 26施設)の研究では、444人(9.7%)に SBI があり、YOS が 10点以下の 4058人のうち 388人(9.6%)に SBI があった。感度は 11.6%(51/439)。侵襲的な細菌感染では、YOS が 10点以下の 4058人のうち 72人(1.8%)に侵襲的な細菌感染があり、感度は 24.2%(23/95)だった。著者は、YOS も臨床医の漠然とした印象も、侵襲的な細菌感染のある乳児を確実に見分けられなかったと結論している

免責

この計算は医療者の判断を補助するためのものです。結果は参考情報であり、診断・治療の判断は担当の医療者が行ってください。入力した値は端末の外に送りません。